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エネルギー支援の停滞を警告 古沢襄
さすがに今度ばかりは米国務省も北朝鮮に怒りを隠さない。マコーマック報道官は対北朝鮮エネルギー支援の停滞を警告した。本格的な冬を前にして、エネルギー事情が切迫している北朝鮮は、得意の”瀬戸際外交”をしている余裕はない筈だ。

一方、失意の米首席代表のヒル国務次官補は「失望している」と空港で言葉少なく語った。一連の交渉で北朝鮮の高官とはいくつかのパイプを持ったが、それを生かすことが出来なかった。

【ワシントン草野和彦】北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議が11日、核計画検証方法の文書化で合意できず閉幕したことについて、米国務省のマコーマック報道官は同日の記者会見で「検証で合意しない限り、米国と協議参加国はこれ以上の義務を果たすことはないだろう」と述べ、現在続けられている北朝鮮へのエネルギー支援が停滞するとの見通しを示した。

エネルギー支援は寧辺(ニョンビョン)核施設の無能力化など核廃棄の「第2段階措置」の見返りとして、日本を除く4カ国が北朝鮮に重油などの提供を続けている。北朝鮮はこれまで支援の進ちょく状況に絡めて無能力化作業を遅らせてきた経緯があり、各国の対応次第で無能力化も停滞する恐れが出てきた。

マコーマック報道官は「検証は6カ国協議プロセスの要であり、検証での合意がない限り協議は前に進まない」と指摘し、協議再開や各国の対応は北朝鮮の出方次第との認識を示した。

またペリーノ大統領報道官も11日の会見で「(対北朝鮮政策の)『行動対行動』の原則を考え直さなければならないだろう」と語った。一方で北朝鮮に対するテロ支援国家指定解除の再検討については、その可能性を否定した。

米首席代表のヒル国務次官補は同日、帰国したワシントン郊外の空港で記者団に対し、検証合意ができなかったことについて「失望している。北朝鮮側に準備ができていなかった」と語り、「(交渉の進展に向けて)北朝鮮がより真剣に取り組むべきだ」と強調した。(毎日)>

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