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時期を失した政治休戦 渡部亮次郎
<11月中旬には金融サミットも予定されている。世界経済に大きな責任を持つ日本が国内事情だけで総選挙をやるというのでは、国際社会に悪いメッセージを与えることになってしまう。

「100年に1度」あるかないかといわれる世界経済危機だ。民主党が政権担当能力を示す最もいい方法は、政治休戦に出て、自民党とこの金融危機に協調して対処することではないか。>(花岡信昭メールマガジン★★639号[2008・10・28])

さすが。産経新聞政治部長経験者だけあって、高所からの警告である。満腔の同意を表明するが、果たして民主党にこれだけの読みが出来る策士ありや、小沢に度胸ありや。無かった。

もたもたしていたわけじゃない。はじめから申し入れる意思も度胸もなかった。ただただ「解散しろ」と叫ぶだけで、「策」がなかった。麻生の作戦勝ちで納まりそうな雲行きだ。

<麻生首相 衆院選、年内は見送る方針固める
麻生太郎首相は次期衆院選の時期について、年内は見送る方針を固めた。世界的な金融危機が株価急落や実体経済に影響を及ぼしていることを踏まえ、解散により政治空白を作ることは好ましくないと判断した。

首相は30日にも追加経済対策を記者会見して発表する予定で、年内見送りをその際表明する。

与党の公明党が強く早期解散を求めていたが、首相は26日、同党の太田昭宏代表と会談した際、「国際金融情勢が大事な折、政治空白は作れない」と先送りを伝えた。

公明党の支持母体の創価学会は先送りを容認する方向になっている。>(10月28日2時30分配信 毎日新聞)

民主党に厳しいことを言うが、世界的規模の経済危機になぜ鈍感なのか。それとも経済危機の責任は政府、与党が被るべきで、野党たる民主党とは全く無関係な事なのか。

責任が無いなら経済危機に全く関心を払わないでいいというのか.そうでは無いだろう。

<最新の世論調査(日経)によれば、「解散よりも景気対策を」という声が63%に達したという。内閣支持率は48%、不支持率43%。政党支持率は自民41%、民主31%だ。

民主党の小沢代表は「国民の信頼を得た政権が経済対策をやるべきだ」などと、早期解散の必要性を強調しているが、どうやら、追い込まれているのは民主党のほうだ。>(花岡信昭メールマガジン★★639号[2008・10・28])

「解散よりも景気対策を」という声が63%にも達していたことに民主党が鈍感だった。経済を解る人がいない政党=民主党という図柄が浮き出てしまった。輿石日教組には無理としても小沢、菅、鳩山にそろって経済的知識が無かったとは、政権担当能力を云々されても文句が言えないだろう。

明らかに波目が変わっていた。それを小沢政局士が読めなかったと言う事だろう。まず日本でも株価の暴落が始まった日に民主党のほうから「政治休戦」を政府・与党に申し出ていれば、ここへ来ての政党支持率で自民党に10ポイントも離される理由はなかった。

それなのに、民主党危機存亡の時、小沢氏は顔中にマスクをかけて風邪を引いたの、入院だのと「明後日(あさって)」の動きに終始し、民主党が理屈の政党で現実の政党でない、つまり政権担当能力の無い政党だということを露呈してしまった。

あのとき仮に小沢氏が麻生首相に会談を求め「麻生さん、経済がこの惨状だ。我々の衆院解散要求の正当性は降ろさないが、緊急事態に際し、この際、政治休戦を申し入れる」とやったらどうなったろう。

「さすが小沢だ。麻生の上を行く大政治家だ」と経済の仕組みが詳しくわからぬ人でも「敵に塩を贈った」と小沢に喝采した事だろう。外国ではいざ知らず、わが国においては歴史が変わるとき、人々を感動させるドラマが必ずあった。江戸城無血開城のドラマにも似た感激を民主党は国民に与えたであろう。

本当は小沢とて、この程度のことは考えたに違いない。だが、あのときのことが頭をよぎったので止めた。「大連立」に関する党内の未熟さである。菅も理数科、鳩も理数科。人間心理の絡む世論の方程式は殆ど1次しか読めない。また党内が揉めて混乱するだけだ。

<首相は、来年度予算編成の作業終了後に改めて解散のタイミングを探ることになる。
ただ、解散を先送りすることで、民主党が対決路線に転換し、インド洋給油活動を延長する新テロ対策特別措置法改正案など重要法案の審議に影響が出るのは必至。「ねじれ国会」に翻弄(ほんろう)され、麻生政権はレームダック化するとの指摘もある。>(毎日)(文中敬称略)

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