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行方不明の秋田音頭 渡部亮次郎
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によると、わが郷里の秋田音頭(あきたおんど)は、以下のように説明されているが、これは全くの嘘である。

本物の秋田音頭は失踪して久しいのだ。放送の普及が「コード」とやらを作って本物を隠し、県民に忘れさせたのである。秋田の文化である以上、地元の放送業界は守護に責任を感ずるべきだと思うが、そんなホネのある奴は地元には帰らないらしい。

<秋田県の民謡。1663年(寛文3年)秋田藩主佐竹義隆に上覧した時に成立したといわれる。三味線、笛、太鼓、鐘などの伴奏で滑稽な歌詞をリズミカルに並び上げるのが特徴。

出だしの「ヤートナー」というかけ声以外はあまり音程がなく、7-7-9を基本としたリズムに乗せて台詞を述べ上げるだけである。いわゆる地口のようなもの。

多くの歌詞があるが、「秋田名物八森ハタハタ…」と秋田名物を並べたものが有名である。その他にも、小野小町が秋田美人の代表であるなどを歌った有名な歌詞がいくつかあるが、即興でおもしろおかしい事を歌うというのが本来であった。

このため、時事の風刺や、卑猥な話が歌われる事も多い。これを春歌というが、秋田音頭はもともと春歌だったという説もある。>

馬鹿なことを書いては困る。秋田音頭は「春歌だったという説もある」どころでは無い。春歌そのものだったのである。1936年生まれの私は秋田音頭によって性教育を受けたと言ってもいい。

「女という奴、純情な顔して鬼よりまだおっかね。生きたヘンノゴ(マラ)生でまぐらて(食って)似たよなガギ(赤子)こしゃる(作る)」と聞けば立派な性教育だった。

「難産だ、難産だ、難産した時ゃ、一生すめぇと神コさ願かけた。3日も経たたねで むりっと入れたば 嗚呼 これだば死んでも止められね」。

子供の頃は隣町五城目(ごじょうのめ)の民謡家鳥井森鈴(とりい しんれい)さんがレコードに吹き込んで地元でも大いに売れた。

本名 鳥井儀助は若くしてプロの民謡歌手となり数々の秋田民謡をレコードに吹き込んだ。私が小学校当時から「秋田音頭」を覚えたのも森鈴のレコードを聴いたからである。

歌詞は「誰唄うともなく伝わってきたもの」らしいが、殆どは森鈴の作と信じられている。

「秋田追分」や「秋田馬方節」の普及に功績があったとして昭和46(1971)年に 民謡の分野で秋田県文化功労者に選ばれている。しかし大部分の秋田県民は「秋田音頭」の作者と心得たに違いない。

螢謄ぅ船エンタテインメントが制作・販売している「日本民謡名人撰」CD10枚組/カセット10巻組・全160曲の中に森鈴の「秋田追分」と「秋田馬方節」が収録されているが、最高の力作「秋田音頭」は入っていない。「秋田音頭」は行方不明になったのだ。

民放が普及した1955年前後から、放送コードとやらがつくられて放送局は本歌を放送しなくなり、以下のような毒にも薬にもならない歌詞が秋田音頭の本歌と誤解され、私の唄う本歌は替え歌扱いされるようになってしまった。

従ってここに示す代表的な歌詞こそは殆どが替え歌であって本歌とは無関係である。

(ヤートナー)コラ、秋田音頭です(ハイ、キタカサッサー、ヨイサッサ、ヨイナー)

コラ、いずれこれよりご免こうむり音頭の無駄をいう(アーソレソレ)お耳障りもあろうけれどもさっさと出しかける

(以降、歌詞の終わりに「ハイ、キタカサッサー、ヨイサッサ、ヨイナー」のかけ声が入る)

コラ、秋田名物八森ハタハタ、男鹿で男鹿ブリコ(アーソレソレ)能代春慶、桧山納豆、大館曲げわっぱ

コラ、秋田の国では雨が降っても唐傘などいらぬ(アーソレソレ)手頃な蕗の葉さらりとからげてサッサと出しかける

コラ、秋田の女ご何どしてきれ(い)だと聞くだけ野暮だんす(アーソレソレ)小野小町の生まれ在所お前(め)はん知らねのげ

コラ、お前(め)がたお前がた踊りコ見るならあんまり口開ぐな(アーソレソレ)今だばええども春先などだば雀コ巣コかける 出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

放送では以上のような歌しか歌えないだろう。本歌は凄い。

おみゃがた(あなたがた) おみゃがた 踊りこ見るとて 立って見るな 立っていいのは電信柱とあんちゃ(兄さん)のがも(マラ)ばかり

オラ家のあねちゃ(嫁)田の草取りに行って 穴コさ泥鰌いれた
あねちゃもあねちゃ 泥鰌コも泥鰌コ あちゃこちゃぶつかって
出た時ゃ ほんわ ほわ

他人(ひと)の嬶(かかあ)すりゃ、忙しもんだと来たもんだ
湯文字紐解く褌外す、 いれる もちゃげる 気をやる いく
抜く 拭く 下駄めっけるやら逃げるやら

ぎっちもち ぎっちもち 板の間ぎっちもち たましコ(幽霊)来たかと 念仏コ申したら 鼠コ夜這いに来た

白玉食(く)にあべ(行こう)、白玉食(く)にあべ(行こう)
白玉食に行ったら 上から白玉 下から金玉 腹中(はらなか)玉だらけ

おら家の爺様と隣の婆様と この世の名残に 一発ぶっぱめた
行くよ行くよと 気ばかり焦って とうとう夜が明けた

あの税 この税 役場の税金 息つく暇のねぇ いっそこれだば
有る物 ぶち売って 1発 ぶっぱめて 死んだほいい。

メルマガに「コード」は無いから「天国」だね。

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