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事態は悲観的予測の通り 前田正晶
現在のアメリカの危機的状態について訊く:

質問:アメリカ経済は現在の危機的状態をいつ頃またはどのくらい早く底を打って回復軌道に乗るのか?

答えその1:プリンストン大学出身のファンド・マネージャーより:

「アメリカの状態は酷い。アメリカはこれほどの痛みには耐えられない。状況はそれほど悪い。政府は緊急に苦境にある銀行を救済する措置を講ずるだろう。だが、今後10年は苦難の時が続くだろう。

これはアメリカにとっては当然の報いであり、その過剰な支出と債務に苦しめられなければならない。

私はこういう状況になると大分以前から予測していた。今は投資の時ではなく、この時期を如何に生き抜くかが最大の課題である」

答えその2:

ハーヴァード・ビジネススクール出身の大手製造会社のマネージャーより:

「私は本気で底を打つまでにはかなり長期間を要するものと考えている。その背景にはワシントン・ミューチュアル(今は買収されて“JPモーガン・チェースとなっているが)に勤務している友人の意見がある。彼からは今回の破綻から買収にいたる数ヶ月前にこう聞かされていた。

当時の彼らの推測では今回の危機から脱出出来るのは2009年7〜8月となっていた由であった。すなわち、今回の破局にいたる以前の予測である。

私はアメリカ経済が必ず復活すると信じているが、それは月単位ではなく年単位で考えねばなるまい。

だが、幸いにして巷間よく言われているような10年ということはないと思っている。日本でも1989年以後の失われた10年から未だに完全に立ち直っていないのではないか?

貴方はもっと明るい見通しを聞きたかったのだろうが、残念ながらそういう答えが出来る段階にはない。日本早く苦境から脱することを祈念します」

遺憾ながら私の悲観的予測のように事が進んでいるようです。実態は寧ろそれよりも急速に進んでいると言えます。

9日夜何処の局だったか新橋の飲み屋で勤め人風の中年男性に「この情勢では今日はいつもよりも安い肴で飲んでいる」と語らせて、危機感が此処まで及んでいる事を立証しようとしていました。

私はそういう可愛らしい対策で間に合うような情勢で終わればよいのだがと、密かに危惧しております。識者は「日本は未だ余裕がある」などと言いますが、我が国の力が及ばないアメリカやヨーロッパでは悪化の勢いが止まっていません。その悪影響が急速に我が国を襲っていると見ています。

その影響が我が国に与える影響を少しでも食い止めるためには、欧米双方が緊急に手を打って貰わねばならないと思っています。

だが、彼らは小泉・竹中・福井のトリオが切り抜けた(のでしょうが)ような情勢を知らず、金融機関への公的資金注入策を傍観していただけでした。ノーハウがないかと懸念しています。現に未だに着手していません。

しかもあの時の我が国の雰囲気は「日本発の危機を世界に広めないように」との悲壮感がありました。今のアメリカやEUにそのような切迫感というか「他国に迷惑をかけてはならない」という感覚があるのかは疑問に思えます。

私は「円高は、と言うよりもドル安が80円台に突入するかも知れない」と見ていました。解散だの総選挙だのと騒いでいる場合ではあるまいと民主党を批判しました。

私にも二十歳代の頃には「飲み歩いてみなければ、飲む人の気持ちは解らないし、営業上のつきあいも出来ない」と称して1年間少しだけ飲んで遊び歩いた時期がありました。

これで多少経験して、酒飲みの気持ちが少し分かりました。そこで「肴を安いものにして飲むくらいならば、いっそ飲まないで帰れば」などと聞いた風なことを言わずに「政府には飲みたい人が安心していつもの肴で飲めるような政策を可及的速やかに打ち出して貰いたい」と言いたいのですが。

アメリカのように貯蓄性向が低く、資産を証券投資に回す国であの株価では、パニックが何時襲うか、考えただけでも大変な事態でしょう。ペイリン知事が故ダイアナ妃の遠縁であった等と言うことを囃し立てて、少しでも危機感を和らげようとするのかも知れませんが、そんな時ではないでしょう。

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