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ニューヨーク市場が年初来安値 古沢襄
ニューヨーク発の金融不安の津波は、日本にも及ぶと宮崎正弘氏は警告している。「本日、世界大暴落が起きる!」とまで言い切った。ようやくバブル崩壊の痛手から立ち直った日本が再び暗いトンネルに入るのだろうか。

<【ニューヨーク15日共同】週明け15日のニューヨーク株式市場は、米証券大手リーマン・ブラザーズの破たんなどで信用不安が強まったためほぼ全面安となり、前週末比504・48ドル安の1万0917・51ドルで取引を終え、年初来安値となった。

下げ幅は史上6番目で、米中枢同時テロ後初の取引となった01年9月17日に約685ドル下落して以来。06年7月下旬以来、ほぼ2年2カ月ぶりの安値水準に落ち込んだ。(共同)>

<本日、世界大暴落が起きる! 宮崎正弘
NY市場はすでに500ドルもの落下。サブプライム問題は依然、闇夜。日本の被害も甚大。

ウォール街の大手証券、レーマン・ブラザーズの経営危機が本格化、救済はなされず倒産が確定した。NYダウは15日、いきなり五百ドルの落下!

世界経済の見通しはますます暗い。

米国のポールソン財務長官はファニーメイとフレディマックの危機が表面化して以来、政策発動にぶれが大きくなった。

ベアスターンズとファニーメイ、フレディマックには救済措置、しかしレーマン・ブラザーズは救済しない。

これで多くの犠牲が表面化するだろう。

かつて日本のバブル崩壊時、邦銀など大手金融機関が不良債権を少なく見積もっているなどと過激な攻撃が欧米メディアからなされた。

底意地の悪い米國の格付け機関のS&Pやムーディズは、意図的に日本の格付けを劇的に下げた。

それが元凶となって世界一と言われた日本の金融再編に拍車がかかり悪性のスパイラルに陥り、日本経済は無茶苦茶になって金融機関が再編された。

思い出されたし。邦銀は世界ランキング十傑のうちの六行を占めていた。

いま第一勧銀、富士、三井、住友、大和、協和のどれかが原型をとどめているか。日本興業銀行も長期信用銀行も再編され、日興、北海道拓殖は倒産し、いや再編された「りそな」も「UFJ」にしても、再びの再編の嵐に飲み込まれ、「昔の名前ででています」は三菱の変形と三井住友の合併体くらいではないか。

同様に米国の金融は、巨大津波の中で再編が進む。

ベアスターンズはJPモルガンに合併され、メリルリンチはバンカメが合併する。ポールソン財務長官が出身のゴールドマンサックスとて安泰ではないだろう。

米国はファニーメイの危機を奇貨として、債権債務の数字をトリックでごまかせなくなり、とくに老舗ベア・スターンズの救済以後は連鎖倒産を防ぐことに政策の主眼が映った。
▲ウォール街発の大津波が日本を襲う
この悪性の連鎖は日本を襲う。

海外の機関投資家や投機筋がやすい金利の日本円を借りて海外で運用した。

昨年8月9日にフランスのパリバ銀行がファンドを凍結したことに端を発したサブプライム危機は当初、24兆円ほどの損害ですむはずだった。

ところがウォール街大手から英国シティの老舗までがサブプライムで大穴をあけており産油国と中国から緊急の出資を仰いだ。それで200兆円ほどの規模で収束すると言われたが、サブプライム危機は収まらない。

ファニーメイとフレディマックの債券は合計で570兆円にも達するのである。

外貨準備高世界一の中国が、じつはファニーメイ関連で3300億ドルの「債権」を抱えている。中国元がいきなり「元安」方向に転じた理由は、七月末の金利通貨金融政策の変更と言うよりこれが原因だろう。
 
日本は犠牲が少ないと言われたが、とんでもない。ファニーメイ、フレディマック債券だけで、日本の金融機関、じつに25兆円の債権を抱えているのである!

経過をたどると、老舗レーマン・ブラザーズが経営危機に直面しているという噂は三月からあった。表面化したのは九月だった。

同社は過去一年で7000人を解雇、八月下旬には新たに1500名の解雇を発表した。
表面的には第二四半期に28億ドルの営業損出を記録したためとされた。

これでサブプライムの危機表面化以来、ウォール街全体で解雇された金融マンは合計101000人(ヘラルドトリビューン、8月30日付け)。
 
ファニーメイの株価は86%下落し、株を持たされていたファニーメイ従業員組合も悲鳴を上げた。

レーマン・ブラザーズ証券が抱える住宅ローン関連の債権は600億ドル、このうち110億ドルが不良債権といわれ、当面の危機を乗り切るには100億ドルの緊急増資が必要だった。
 
同社幹部がひそかに韓国と中国を訪問し、国家ファンドからの緊急増資を打診したが北京からはぴしゃり断られ、韓国が前向きだったが、土壇場で逃げた。

日本の金融機関は過去に煮え湯を飲まされていたから、緊急の増資にはどこも応じない。しかし過去の融資分がある。

日本経済新聞ネットによれば(16日付け)、
「リーマン・ブラザーズに、日本の金融機関が計16億7000万ドル(1700億円)を融資していることが分かった。リーマンがニューヨーク連邦破産裁判所に提出した大口債権者リストで明らかにした。

債権額が最も多いのはあおぞら銀行で4億6300万ドル(490億円)。次いでみずほコーポレート銀行が3億8200万ドル、新生銀行が2億3100万ドルを融資している。ほかに三井住友銀行、信金中央金庫、中央三井信託銀行、日本生命保険も融資している。上位30件の大口債権のうち、日本の金融機関が9件を占めた」。

お人好し日本、土壇場で被害額が膨張していた。危機の深化は本物だ。本日は日経ダウ、大暴落を記録する日となるだろう。>

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