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自国に有利になる世論操作 古沢襄
グルジア戦線の情報は情報ソースを見分けないと一方的になる。圧倒的な軍事力で侵攻したロシア軍だが、モスクワ情報は意図的に抑えた情報が目立つ。一方、敗色濃厚なグルジアはトリビシ情報でスターリンの故郷・ゴリがロシア軍によって制圧されたと言っている。

あるいは黒海に面するアブハジア自治共和国ではグルジア領内に深くロシア軍が進撃している情報もある。いずれもモスクワ情報は否定するといった調子。その半面、モスクワ情報は住民の被害・虐殺情報に力をいれている。

南オセチア自治州の州都・ツヒンバリ市内で2000人が死亡の情報は、グルジア駐在のロシア大使がロシアのインタファクス通信に対し語ったものが世界に流れた。

いずれもグルジアの武力紛争が国際問題になったことから、自国に有利になる世論操作に着手したとみた方がいい。

しかし圧倒的にモスクワ情報が多く、トリビシ情報が少ない。

その意味でCNNのトリビシ情報は、ことの真偽は別として興味がある。

<グルジア国家安全保障委員会の関係者は、兵士40人が死亡、100人余りが負傷し、各地で民間人の犠牲者が増加していると述べた。関係者によると、ツヒンバリ市内のグルジア軍はロシア軍と激しく交戦し、戦車や装甲車、重火器も投入された全面戦争状態になっている。ロシア軍は約15分おきにグルジア領内で住宅を含む様々な標的を爆撃し、攻撃機は少なくとも50機にのぼった。グルジアの首都トビリシが空爆されたかは不明という。>

<ロシアが9日に攻撃したのは、グルジア西部の黒海に面した港湾都市ポチや、セナキの空港、主要パイプライン、軍基地、鉄道駅。グルジア当局は、中部の住宅地も攻撃されたとしている。ポチの攻撃では8人が死亡した。>

<南オセチア同様、グルジアからの独立を求めているアブハジア自治共和国でもロシア軍の空爆があり、少なくとも軍用機12機が使用された。グルジアの公共放送は、アブハジアで午後11時半前に2度目の爆撃があったと伝えた。>

<英外務省によると、ロシアはグルジア国内のバジアニやマルネウリの軍基地、ゴリも爆撃した。空爆直後にゴリ市内に入ったAP通信の記者によると、数棟の集合住宅が破壊されて燃え、女性や高齢者を含む大勢が死傷した。>

<グルジア国家安全保障委員会の関係者によると、ロシア海軍の艦船はポチ北方の港町沖に停泊している。グルジア軍はロシア機10機を撃墜し、うち1機のパイロットを拘束して軍の医療施設に収容した。ロシアの戦車や装甲車30台も破壊したとされる。>

いずれもモスクワ情報より詳しく、南オセチア自治州に六〇〇〇、アブハジア自治共和国に四〇〇〇の兵力を投入しているロシア軍の進撃状態が分かる。

これとは別だが、イラクに派遣されたグルジア軍二〇〇〇が急遽、撤退することになり米軍機でグルジアに帰国の情報もある。

日本のメデイアでも毎日新聞がトリビシ情報を伝えてきた。

<【トビリシ小谷守彦】グルジアからの分離独立を求める南オセチア自治州での軍事衝突で、ロシア軍は11日、グルジアへの攻撃を続行、グルジア当局者は同日夜、AFP通信に対し、ロシア軍がグルジア中部のゴリを制圧したと語った。ただ、否定的な情報もある。ゴリ制圧が事実なら、両国軍の戦闘は重大な局面に突入することになる。

これに先立ち、グルジアのサーカシビリ大統領は11日、トビリシを訪れた欧州連合(EU)議長国フランスのクシュネル外相が提示したEU停戦案に署名した。一方、露大統領府は「グルジア軍の攻撃は続いている」と停戦に応じない姿勢を改めて表明した。

報道によると、サルコジ仏大統領がまとめたEU停戦案は(1)戦闘の即時停止(2)グルジアの主権と領土の一体性の尊重――などが柱。同大統領は12日にロシアとグルジアを訪れ、停戦合意の実現を目指すが、戦線が拡大するなか、合意は難航が予想される。

一方、同じく独立派勢力とグルジア軍の戦闘が伝えられる西部のアブハジア自治共和国から11日、駐留ロシア平和維持軍が独立派支配地域の境界線を越えてグルジア支配地域に展開した。ロシア軍はグルジア軍の増派への「予防措置」だと説明している。

メドベージェフ露大統領は10日、「南オセチアに平和をもたらす作戦の大部分は終了した」と述べ、戦闘が終了に近いとの認識を示した。だが南オセチアの州都ツヒンバリでは11日、グルジア軍の砲撃でロシア兵3人が死亡するなど、散発的な攻撃が続いている。(毎日)>

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