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中国のインターネット規制 渡部亮次郎
7年前まで産経新聞の中国総局長だった古森義久記者(ワシントン)がオリンピックの取材に北京を訪れ、中国当局によるインターネット規制のあまりの激しさに「衝撃的な違和感に襲われる」と嘆いている(200・08・10産経)。

中国当局は北京五輪の事前報道に当った各国報道陣に対して米欧の大手メディア、チベット、法輪功などのウェブサイトへのアクセスを阻んでいるので、各国報道陣から抗議が起きているそうだ。

古森さん自身、試みてみたそうだがアクセスできなかった。

「中国での、こうしたインターネット規制についてのイギリスBBCテレビのリポートを見ていたら、規制の批判部分でピッという音と共に音声が途切れ、映像が乱れた。これは明らかに当局の検閲だった」。

だから古森さんは言う。「灰色のモヤモヤに包まれた北京の街を埋め尽くしている『1つの世界、1つの夢』という真紅の垂れ幕は壮大な反語なのか」と。

「開会式(8日)前から競技開始までの3日間、北京での実体験は世界も、夢も、決して1つではないと痛感させられる連続だったからだ。ホテルでパスポートを取り上げられた。インターネットの接続も尋常ではなかった」。

外国人報道陣に制約や監視のタガが二重,三重に課されている。加えて市内を走る7万台のタクシーの大多数には当局によりGPS(衛星利用測位システム)に基づく車内盗聴マイクが設置されているようだ。

この運営には気の遠くなるほど膨大な国家の資源や人材が投入されている。即ち、「平和でないところで平和の祭典」をやろうとすれば共産主義を祭典の期間中、休止しなければならない。五輪を囲い込んでしまわないといけないのだから、こうせざるを得まい。

小森さんは呆れる「当にジョージ・オーウェルが未来小説『1984年』で描いた全体主義国家管理のための『ビッグ。ブラザー』は健在なのだ」

7年前までの2年間、産経新聞の中国総局長を務めていた小森さん名だから中国当局による監視や管理はさんざん経験したが、「7年の空白を経て身をさらすと、他の普通の国の規範とは如何に異質であるか、衝撃的な違和感に襲われる」

さてこの北京五輪が中国の希望する飛躍のきっかけとなるのか。少なくとも二重、三重に規制、監視を受けた多数の自由圏ジャーナリストの帰国後の反応に注目したい。

少なくとも古森さんは「今や新しい史劇のカーテンが引き上げられた」と結んでいる。
  
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