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山崎拓氏と文明子女史 古沢襄
20ヶ月前の杜父魚ブログだが、文明子女史の死去に際して、要旨を再掲してみる。私はブッシュ政権がネオコン主導からキッシンジャー・ライスの現実路線に転換した空気をいち早く察知したのは山崎拓前副総裁だったとみている。

山崎氏は訪米中にバージニア州で静養中の文明子女史を訪ねたのではないかという仮説を立てて「一年後を睨んだ山崎訪朝か?」の記事を書いた。この当時、米政界はヒラリー・クリントンの次期大統領説の一色だった。

劇的なカーター訪朝で一役買ったといわれた文明子女史は民主党びいき。二年後のヒラリー大統領時代を予想して、北朝鮮ルートのパイプを全開して米朝和解工作の探りを入れていた筈である。女性の七十七歳はまだ老衰の年齢ではない。それだけに無念の死だったのではないかと思っている。

<自民党の山崎拓前副総裁の訪朝は空振りに終わりそうである。宋日昊・日朝国交正常化交渉担当大使とは会えた様だが』巴很簑蠅浪魴荳僂澂∧督金融協議がうまくいけば、6カ国協議を再開する・・・と言われている。

これでは何のための訪朝か、さっぱり分からない。TBSとの電話インタビューで山崎氏は「進展はなかった」と語っている。13日にも平壌を立ち、北京経由で帰国するつもりの様だが、北京では日本人記者団から質問攻めにあうだろう。

今回の訪朝は米国のジャーナリストが介在したと言われている。宋日昊が朝鮮総連などを介して山崎氏に訪朝を促したわけでもなさそうである。それなら何らかの進展が期待できるのだが、米国人ジャーナリストを介する訪朝というのは如何にもまわりくどい。

山崎訪朝をコキ下ろすのは簡単だが、私は一つの可能性を考えている。推論だから根拠があるわけでない。ただ森内閣以降の日朝間の裏を注意深くみれば、この推論はあながちソッポなものではない気がする。裏付けがないだけのことである。

まず山崎氏が訪米した時に訪朝を勧めた米国人ジャーナリストとは誰であろうか。私は文明子氏かそのスタッフではないかとみている。文明子といっても知る人は少なくなった。対北朝鮮強硬策をとるブッシュ政権下では、文明子の出番がなかったからである。

しかし民主党の政権下では北朝鮮と太いパイプを持つ文明子は、数々の局面で隠れた力を発揮してきた。全米女性記者協会副会長の時代には、カーター大統領のロザリン夫人と親密な仲であった。私はカーター訪朝で一役買ったとみている。

1992年に金日成主席に西側メディアとして初めてインタビューに成功して、1994年にも金日成と単独会見している。2000年6月には金正日総書記との長時間単独インタビューに成功した。金一族にはかなり食い込んだ女性で、このことから米朝の二重スパイという噂も流れた。

韓国で生まれた文明子は、日本の大学に留学。その後、在日韓国人男性と結婚して渡米している。日本語が流暢なことから日本の政界にも顔がきく。とくに宇都宮徳馬氏(故人)と親しく、宇都宮徳馬の密葬の際に弔問のために来日、この時に首相官邸近くのキャピタル東急ホテルで、森首相との密談したという風評が流れた。1973年の金大中拉致事件で田中首相が、韓国政府と政治決着をつけたが、その時に韓国から三億円が田中首相に流れたと暴露したのも文明子。

次の米大統領選挙で民主党の大統領が生まれる公算がある。ハードな北朝鮮政策が民主党の天下になれば、ソフトに転換する可能性がないわけでない。文明子が再登場するお膳立てができたと山崎氏はみたのではないか。七月の参院選で安倍退陣となれば、日本の北朝鮮政策も後退をみせるかもしれない。取らぬタヌキの皮算用なのだが、少なくとも北朝鮮がそれを期待しているのは間違いない。

あくまで推論なのだが、もし文明子が介在したとすれば、あり得ない話ではない。それだけに拉致被害者家族の猛反発を受けるだろうから、山崎氏も米国ジャーナリストの名は明かせないのではないか。>

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