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韓国人女性客射殺事件その後 古沢襄
久しぶりに黒田勝弘ソウル支局長の記事を読む。金剛山での韓国人女性客射殺事件について独自の分析眼で解きほぐしてみせる。

南北合作観光地・金剛山だが、北朝鮮社会とは隔離された鉄条網の中での観光スポットで一歩外にでれば銃を構えた武装警備兵が目を光らせている。観光客が連行、取り調べられるのは日常茶飯事だという。

この観光地は韓国の財閥・現代グループの創業者・鄭周永氏(故人)が対北協力事業として計画した。道路、宿舎など関連施設や電力などはすべて韓国側が提供している。

ウイキペデイアによれば鄭周永は江原道通川郡松田面峨山里(現・北朝鮮領)の貧しい農家の6男2女の長男として生まれた。この郷里は金剛山の近い。金剛山観光事業は金大中大統領の太陽政策と連動し、南北の歩みよりに大きく貢献したと評価されている。

しかし事業主体の現代グループにとっては、金剛山観光は巨額の赤字を抱え、事業としての目途が立たない状況になっている。故郷に近いところに採算の合わない金剛山観光事業を始めた鄭周永に対して「晩節を汚した」と評する向きもある。

いずれにしても韓国人女性客射殺事件によって観光客が激減することが目にみえている。現代グループの赤字が増える一方で、上納金による外貨獲得を当てにしていた北朝鮮にとってもマイナスの事件となった。

<■韓国に衝撃
【ソウル=黒田勝弘】北朝鮮の南北合作観光地・金剛山での韓国人女性客射殺事件は、近年、対北和解・協力という“ほんわかムード”の中で北朝鮮に対する警戒心が大幅に後退している韓国国民に、大きな衝撃を与えている。

事件の詳細は明らかではないが、観光地で50代の女性観光客に対する銃撃、射殺は北朝鮮の対外的な敵対体質をあらためて印象付けるものだ。核問題をめぐる6カ国協議や対米関係における対話路線とは裏腹の事件で、国際的な北朝鮮評価のさらなる低下は避けられない。

金剛山観光は一種の観光特区として、北朝鮮社会とは隔離された鉄条網の中でのものだ。鉄条網の外や観光ポイントでは常時、武装警備兵が目を光らせ、観光客を監視している。事件は韓国の対北支援・協力にもかかわらず、北朝鮮が依然、韓国など外部世界に対し露骨に敵対意識を維持しているという厳しい現実を見せつけたものだ。

南北境界線に近い東海岸の北朝鮮側にある金剛山は、昔から天下の名勝として知られる。金剛山の観光開発はこの地が故郷だった韓国の財閥・現代グループの創業者・鄭周永氏(故人)が対北協力事業として計画。外貨稼ぎを狙う北朝鮮側と思惑が一致し、10年前から行われている。

道路、宿舎など関連施設や電力などはすべて韓国側が提供しているが、いまなお北朝鮮側の統制、監視は厳しい。観光地なのに自由な写真撮影はできず、行動もほとんど団体で個人行動はきわめて難しい。観光客が連行、取り調べられることもしばしばある。観光ポイントで団体からはぐれた日本人記者が連行された例もある。

■監視の目
事件のあった長箭湾の海水浴場は数年前にオープンした比較的新しい観光ポイントだ。ただこの湾のはずれには海軍基地があり、海水浴場から停泊中の艦船が遠望できる。

金剛山観光ではすべての観光スポットに双眼鏡をのぞく警備兵が多数配置され、監視の目を光らせている。「先軍(軍事優先)政治」が国家的スローガンである軍事独裁体制だけに、とくに外部世界の人間と接する場所では警備兵の警戒心と敵対意識は極度に強い。

韓国の李明博新政権は、これまでの支援一辺倒の対北融和政策を手直しすると主張してきた。北朝鮮はこれに強く反発。李政権を“逆賊”と激しく非難し対話も拒否するなど、韓国への敵対姿勢が目立っていた。

今回の事件は最近のそうした対韓強硬姿勢を反映したものとみていい。北朝鮮は対韓強硬姿勢によって、逆に「南北緊張の責任は韓国にある」として内外で李明博政権に対する不満、批判が高まることを狙っているものとみられる。>

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