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北京、東京に現れたヒル米国務次官補 古沢襄
ヒル米国務次官補ほど日本で評判が悪い人物はいない。日本軽視・中国重視のクリントン政権時代の国務省を思わせる。共和党大統領が民主党大統領になれば、国務省の幹部クラスは総入替えになるが、ヒルだけは生き残ると陰口も叩かれる。

それが北京あたりをウロウロしていると思っていたら、東京に現れて、外務省や自民党の山崎拓氏、加藤紘一氏、民主党の仙谷由人氏、枝野幸男氏らと会っていた。

ブッシュ政権からネオコン・グループが一斉に退場してからは、ヒル米国務次官補の一人舞台だった観がある。北朝鮮との融和的姿勢を打ち出し、今にもテロ支援国家の指定解除に踏み切る雲行きだった。

拉致問題の解決を唱える日本なんて二の次。核問題を先行して解決するのが大前提だという立場だから、ひたすら北朝鮮との融和的姿勢に走っていた。場合によっては面子にこだわる北京すら置いてきぼりにして、米朝二国間で先行解決する鼻息。

イラク情勢の泥沼化に苦慮するブッシュ大統領がヒルに乗ったといえる。だがイスラエルがシリアの核施設らしきものを越境空爆してからは、様子が変わっている。北朝鮮によるシリアへの核技術移転疑惑が取り沙汰され、米国内からヒル独走に懸念する空気が生まれている。

おまけにイラクに米軍を増派したことによって、イラク情勢も沈静化に兆しがみえている。加えて日本を無視してでも北朝鮮との融和を優先することが、日米軍事同盟に影響を与えるという慎重論が生まれた。ブッシュ大統領は慎重なハンドリングをヒルに求める方向転換をしたといわれる。

ヒル米国務次官補の北京、東京訪問は、仕切り直しをして米朝交渉にのぞむ地ならし工作とみた方がいい。これと平行してヒルは北京で北朝鮮の金桂寛外務次官と三時間にわたって会談している。(19日)休眠中の六カ国協議の再開で腹の探り合いだったのだろう。

外務省では新任の斎木アジア大洋州局長とも会談した。斎木氏は拉致問題解決の強硬派。ヒルと会った感じは「まだまだ道は遠いという印象を持った」。北朝鮮が「完全かつ正確な核計画申告」を実施しない限り、六カ国協議の首席代表会議は当面開かれないだろうと判断している。

だが山崎氏との会談では、核問題の先行解決をしたうえで、北朝鮮に拉致の再調査をさせる考え方を繰り返していたという。これは山崎氏の持論でもある。民主党内にも、この論がある。

日本の国民感情とはズレがあるが、ヒル工作による米国の北朝鮮に対するテロ支援国家の指定解除は生きていると言わねばならない。

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