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小沢発言の波紋 古沢襄
小沢一郎という政治家は好きになれないが、自民党を飛び出して以来、新党を作っては壊し、また作るなど辛酸を舐め尽くしてきたので、政局の勘所を押さえる力はずば抜けていると認めざるを得ない。

大連立構想はその現れである。福田首相は衆参ねじれ国会の打開策として乗ったが、小沢氏は政界再編成の突破口としてとらえている。自民党があの構想に乗っていたら、大損をしていただろう。自民党にとって幸いだったのは、民主党内の反対で日の目をみなかったことである。

参院選で大勝したのに大連立に乗るのは馬鹿げている、総選挙で民主党が勝って政権を奪取すべきだという論は、あまりにも近視眼的な書生論である。今の民主党には総選挙で勝利する準備が整っていない。政権を担うに足る基本政策すら確立されていない。

小沢氏はもう少し先をみている。2050年頃になれば、米国の支配力は衰え、中国やインドの新興勢力が国際的な発言力を増す。ユーラシア大陸における中国、インドと日本を結ぶ三つの枢軸を予測しているのではないか。

これに対して小泉元首相は米国との関係を強化することが日本の繁栄に寄与するという考え方に立つ。日米軍事同盟を維持して、グローバリズム経済を徹底化しようとしている。小沢・小泉という国際政治の見方は、まさに対極をなしている。

参院選で小沢氏は”生活が第一”のスローガンを掲げて勝利したが、安全保障政策について党内意見がまとまっていないので、何も打ち出していない。ところが安倍政権に代わって登場した福田内閣は、同じ様な生活が第一内閣を装い、中国を初めとするアジア外交を唱えている。

小沢民主党と福田自民党の政策的な対立が見えにくいのが現状となった。政権を握っていない民主党の生活は第一はスローガンに過ぎないが、政権党の自民党は生活が第一の具体的な政策を実行できる立場にある。

総選挙を前にして自民党は候補者の乱立を調整するのに苦労しているが、民主党は候補者不在の選挙区の穴埋めに汲々としている。この実情下で近々総選挙があれば、民主党が勝つ可能性があるだろうか。

勝てなければ小沢氏が目指す新しい国造りは日の目をみない。勝てなければせっかくの参院優位の民主党勢力分野に自民党がちょっかいを出してくる。現実に道路特定財源の暫定税率廃止をめぐって参院民主党に不穏な動きがでている。

<参院の民主党会派に所属する有志議員9人が1日、道路特定財源の暫定税率廃止に懸念を示し、代替財源を明示するよう求める連名の質問書を直嶋正行民主党政調会長に提出した。既に同会派では、民主党の大江康弘氏ら3人と国民新党の4人が暫定税率廃止に反対を表明しており、執行部は対応に苦慮しそうだ。質問書は民主党の前川清成(奈良)ら6氏と無所属の森田高(富山)ら3氏の連名。全員当選1回。(共同)>

小沢氏が主宰する「小沢一郎政治塾」の開講式が31日に行われた。小沢氏は次期総選挙について「(任期満了となる)一年半の間に総選挙がある」と含みのある発言を行った。早期の解散・総選挙が遠のいたともとれる言い回しに永田町では憶測が飛び交っている。

前のめりで四月政局に飛び込むよりは、ここはじっくり構えて福田内閣の失点を待つというのが本音ではなかろうか。これが民主党内でどれだけ理解されるかは分からないのだが・・・。

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