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民進党支持者の250万人が大量棄権 宮崎正弘
絶望するには早すぎる。次期台湾総統選挙も国民党が圧勝?民進党支持者の250万人が大量棄権したのが、総選挙の番狂わせだった。

あの夜(12日)台湾総選挙は国民党が81議席(友党の五人を加えると86)VS与党27。

あまりの大勝ぶりを国民党系の「連合報」と「中国時報」が「狂勝」と書いた。この結果だけを単純に図式化して誤解すれば、北京に寄り添う中華思想、統一派が民衆の支持を得たかに見える。

とくに民進党の牙城だった台湾南部が、陳水扁同窓会の台南をのぞいて総崩れ、「濁水渓以南は国民党と半々となった」(台湾各誌)。

勝利集会で、馬英九、連戦、粛万長、呉伯雄、王金平が壇上にのぼり、しかし、王金平いがいは「浮かぬ顔」をしていた。

勝利集会ではなく、まるで敗北集会のようだった。国民党幹部自身が、この勝利を信じられない顔つきでみていたのだ。

小生は、この現場をみていて、なぜか十数年前の都知事選挙でコメディアンの青島幸雄が当選したときの困惑しきった顔を思い出した。

本人自身が当選を期待してもおらず、おちゃらけで出たら受かってしまって、困り切った表情。あの困惑顔が、とくに国民党主席の呉伯雄に現れていた。

呉自身も本省人であり、粛副総統候補も本省人であり、外来政権に批判的な人脈、国民党の「本土化」のために国民党に席をおいてきた政治家たちである。

王金平がはしゃいだのは理由がある。81議席中、実に本省人が70人、外省人が11という内訳。国会議長でもある王金平(本省人)が、これからの議会政治の中心人物となるからである。

民進党惨敗直後、総統候補の謝長廷は、密かに李登輝邸を訪れて話し込んだ。翌日は正式に訪問しなおした。次の鍵は李登輝前総統が握るからである。氏が率いる台湾団結連盟が候補者を立てず、謝を支援してくれれば、民進党が逆転するチャンスが生まれる。

総選挙は投票率が58・5%。大量の民進党支持者が陳水扁を嫌気して、投票に行かなかったのだ。その潜在票がおよそ250万票。

総統選挙では国家の左右、運命を決めるだけに国会議員選挙とは違う。

投票率は80%前後になるだろう。全有権者が1700万。もし、総統選挙で投票率が20%前後上昇し、さらにそのうちの80%が民進党に流れた場合、実際には1%前後を巡る熾烈な攻防となる。また勝利に酔う国民党は油断するだろう。党内の本省人脈が本気で馬英九に肩入れするかどうか、も大いに疑問とするところである。

逆転の可能性は大きくはないが、残っている。問題は残された60日間で、謝・蘇正副コンビが与党陣営をいかに立て直し、組織を結束させうるか、にかかっている。絶望するには早すぎるのである。

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| 宮崎正弘 | 11:47 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |







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