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福田的な人事発想法 古沢襄
福田首相を評して政界に人脈がないという。だから兄貴分の森元首相のいうことに耳を傾けるという脈絡になる。それは違うのではないか。この人の発想は”人ありき”ではない。”政策ありき”が先に立つ。その政策を遂行するには誰が最適かという考え方をする。その意味では政党人というよりも官僚的な発想が勝る。

福田内閣の人事に際して一般では官房長官と外相があれこれ取り沙汰された。独断と偏見を自負する私は防衛相を第一に挙げて、そこから外相と官房長官を逆算した。福田内閣の最大課題はインド洋における自衛艦の給油・給水業務の継続である。それを成し遂げるには防衛相にもっとも信頼できる人物を当てるとみた。

党内的にみれば防衛族はいっぱいいる。手堅くみれば防衛庁長官の経験者であろう。しかし福田首相が白羽の矢を立てるのは一人しかいない。官房長官時代に防衛庁長官とコンビを組んで信頼関係を結んだ石破茂氏と目星をつけた。

石破氏を起用すれば、高村正彦防衛相を外相に転用できる。中国重視のアジア外交を標榜する福田首相にとって外相経験があってハト派の高村氏はうってつけの外相になる。町村信孝外相は福田外交とは若干ニュアンスが違うタカ派色がある。おまけにライバルでもある。そのライバルに内閣の大番頭である官房長官を委ねた。

「石破→高村→町村」の流れ図式を独断と偏見で唱えたのだが、ジャーナリスト仲間からは賛同を得ていない。私も閣僚人事は福田首相の胸三寸とみて自説に固執しなかった。だから予測人事が当たったと自慢するつもりはサラサラない。

もし一月改造に福田氏が踏み切れば、私は同じ発想で福田人事を予想する。政策課題としては二つ。一つは洞爺湖サミットであろう。無事にホスト国の責任を果たすのは当然のことなのだが、その采配を振るう環境相には”華”と経験が欠かせない。洞爺湖サミットは日本という国家にとって最大のイベントになるが、同時に福田内閣にとって人気を回復するきっかけにもなる。地味な環境相では福田首相は満足しないのではないか。

もう一つは予算案を成立させると同時に予算関連法案も年度内に成立させねばならぬ。それは衆院の三分の二条項で強行突破してでもやらねばならぬ。国民生活に影響を与えるからである。当然、野党は激しく抵抗してくる。不退転の決意で乗り切らねば洞爺湖サミットどころではなくなる。福田首相と心中するくらいの腹の据わった財務相が欲しいところではないか。

あえて挙げれば通産相も重要ポストになる。四月に来日が予想される中国の胡錦濤国家主席との間で、懸案の東支那海のガス田問題について結論を出したい。首脳会談の前に外相・通産相レベルの詰めの交渉が必要になる。

中国側の国内はネット情報では、日本との交渉で中国が妥協することに反対する国益論が高まっている。日本とて下手な妥協をすれば、福田内閣の支持率は急降下するであろう。国益と国益がぶつかり合うガス田問題だから、その難しさは生半可なものではない。

これらの課題を一つひとつ克服して洞爺湖サミットがみえてくる。前途多難な福田丸の船出といわねばならない。

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