<< 気高い「きだかい」 渡部亮次郎 | main | 天草四郎はクリスチャンだったのか 宮崎正弘 >>
右手が鳴ったか、左手が鳴ったか 古沢襄
年末になって福田・小沢会談の大連立話はまだ余震が続いている。仲介に立ったといわれる渡辺恒雄・読売新聞グループ本社会長は、この構想は再燃すると自信を示した。渡辺会長によれば大連立は小沢氏の方から持ちかけたという。小沢氏はこれを否定して食い違いをみせた。

<渡辺読売会長が内幕「大連立構想、小沢氏からアプローチ」
渡辺恒雄・読売新聞グループ本社会長は22日午前に放映された日本テレビ番組で、自身が仲介した福田康夫首相(自民党総裁)と小沢一郎民主党代表の党首会談や自民、民主両党による大連立構想の内幕を語った。大連立構想が浮上した経緯を渡辺氏は「小沢さんからのアプローチ」と明言した。ねじれ国会がこのまま続けば、国がおかしくなるという危機感が小沢氏側にもあったと解説した。

大連立が実現した場合「小沢さんは無任所の副総理。これは決まったことだ」と発言。自民10、民主6、公明1とする閣僚ポストの配分や、小沢氏が「(民主から)国土交通相、厚生労働相、農相を入れてくれ」と求めたことも明らかにし「話はついていた」と語った。

小沢氏は同番組の収録があった21日、記者団の質問に答え「党首会談に入っていない人の話を色々言われても困る。『そのようなことではない』とだけは言っておきたい」と反論した。(日経新聞 22日 14:05)

これは両手を叩いて右手が鳴ったか、左手が鳴ったかというようなものであろう。右手が渡辺氏とすれば、昭和30年(1955)の保守合同の目撃者。左手が小沢氏とすれば、昭和44年(1969)に初当選。十四年間の政治キャリアの違いがあるから、渡辺氏にしてみれば政治の世界では兄貴分という思いがあるのだろう。

だから右手の音が高かったとみるのが妥当ではないか。左手が先に鳴ったか、どうかは実はそれほど重要なことではない。ましてや大連立話は一応はご破算になっているから、今になって閣僚ポストの配分話があったと暴露しても、死児の齢を数えるに等しい。

問題は大連立話が完全に消えてしまったかということである。私は渡辺氏がいう様に、この話は総選挙に再燃するとみている。少なくとも衆参ねじれの国会で、国民生活に密接な関係がある法案について、与野党の政策協議の場が必要になる。

選挙目当ての政争を繰り返している余裕はない筈で、その点では福田首相も小沢代表も一致する面がある筈だ。仕切直しをするまでの間は、双方が過度な責任のなすり合いをするのはしばらくは封印した方がいい。

杜父魚ブログの全記事・索引リスト(12月9日現在1294本)
           http://www.kajika.net/blog.html
| - | 11:17 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |







スポンサーサイト
| - | 11:17 | - | - | pookmark |







コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://kajikablog.jugem.jp/trackback/733510
トラックバック

CALENDAR

S M T W T F S
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< July 2019 >>

SEARCH

SELECTED ENTRIES

RECENT COMMENT

CATEGORIES

ARCHIVES

LINKS

PROFILE