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「野草酵素」と雑草摘みの母 古沢襄
骨髄腫の身になってからだから、いささか遅きに失している観があるが、自分の食生活を大きく変えている。テレビ朝日の報道局長だった松元真氏は「よく冷静でいれる。自分ならオロオロして何も手につかない」と電話で言っていた。

松元氏は昭和作家・平林彪吾の長男。私も夫婦作家の長男だから子供の頃からの付き合いである。昨年に愛妻を失った松元氏は「女房が遺した鏡台をじっと見て過ごす日々が多くなった」と言っていた。心優しき男である。ともに七十六歳。浅草でよく酒を飲んだ。

武田麟太郎の長男・文章君や次男の穎介君らも加わって”人民文庫の二世たち”の会と称して浅草のどじょう鍋を楽しんだりしたが、文章君も穎介君もすでにこの世にはいない。紅一点の上野壮夫の次女・堀江朋子さんも仲間だが、しばらく会っていない。

昭和作家の二世たちが、いずれも”もの書き”なのも不思議な縁である。比較的に冷静なのは、もの書きの習性なのかもしれない。とはいうものの今頃になって食生活を変えようと思い立つのは、それほど冷静になっていない証拠。

最近は「野草酵素」に凝っている。踏まれても踏まれても強靱な野草は神秘的な存在でさえある。雑草の強さがある。敗戦後、私たちの食生活は豊かになった。美味しいものはカネさえ出せばいくらでもある。その豊かな食生活にどっぷり漬かって、気がついたら骨髄腫に罹っていたとは何とも皮肉な話である。

雑草の強さをあらためて見直す気になった。普通の農作物に比べると野草は大量のビタミンやミネラルを有している。戦時中や敗戦直後の食糧難の時代には、母に連れられて野草摘みをしたものである。桑の実(み)を摘んで、口の回りが紫色になった想い出もある。



アカザ、ウコギ、ウコン、オオバコ、弟切草、クコ葉、クコの実、クマザサ、スギナ、タンポポ、ツユ草、ツルナ、ドクダミ、ハトムギ、ヨモギは今でも見分けられる。畦道に自生する野ビルに味噌をつけて食べた日々が懐かしい。

酵素(エンザイム)は体の動き全てに関わる命の源だと母から教えられた。消化酵素や代謝酵素は、体内で自然に作られる体内酵素。だが人間は四十歳を過ぎる頃から体内酵素が減るスピードは加速する。それを補う食物が必要になる。

理屈では分かっていても、いまさら野草摘みをする時間的な余裕がない。母が亡くなってからは、野草の調理方法もいつしか忘れている。忙しさに追われて、インスタント・ラーメンやインスタント焼きそば、冷凍食品を愛用してきた。

高血圧症になってからは、発酵食品の味噌、しょう油、糠漬は塩分があるので控え目に食べるようになった。ヨーグルトは苦手。そんな時に「野草発酵」飲料にめぐりあった。半年やそこらで効能が現れるものではないから、辛抱強く一年、二年の時間をかける必要があるが、試してみる価値がある。

野草の種類は多いが、最低でも十種類以上の野草を刈りとり、天日で乾燥して粉砕し、酵母菌に働きで一年以上は熟成させる。苦みを消すために果実を皮ごと乾燥して粉砕し、ハーブなどを加えている。それを朝晩、二回小さなコップで飲むだけのことだから手間がかからない。

化粧をしない母は年齢よりも十歳以上若くみえるのが自慢であった。白い肌が艶やかで息子にすれば、もっと老人臭い母の方が好ましい。今になって「野草酵素」の効能だったと思っている。老人になると酵素「リパーゼ」が若い娘よりも七割方減ると講釈していたが、私は気にもとめていなかった。「いい年をして!」と疎ましく思うこともあった。

今になって私が「野草酵素」の講釈をしているのだから身勝手なものである。たまにバアーに行ってホステスに「年齢を当てたら一万円あげる」とからかう。たいがいが「六十歳は過ぎたでしょう」とくる。そこで七十六歳というと「ウソー!」。カネがかかっているからお世辞ではなかろう。

今は沖縄の野草で造った「野草酵素」を愛用している。使っている野草は十二種類。果実などを参考までに列記してみる。

長命草・・・与那国島に自生する野草。セリ科の三年草。クロロゲン酸、ルチンが豊富。
クミスクニン・・・別名・ネコノヒゲ。シソ科の多年草で、沖縄ではお茶として飲用。
ハンダマ・・・熱帯アジア原産のキク科の多年草。沖縄では「血の薬」という。

ヨモギ・・・ご存知、日本全国の山野で自生するキク科の多年草。鉄分が豊か。
ニガナ・・・沖縄、九州などで自生するキク科の多年草。カロチンが豊か。
秋ウコン・・・ショウガ科の多年草。クルクミン(黄色の色素)を含む。

春ウコン・・・インド全土に多くあるショウガ科の多年草。ショウガは身体を温める効能がある。
しまぐわ・・・くわ科。葉はカイコの餌となるが、実(み)は信州でもおやつで食べて馴染みがある。
グアバ葉・・・ふともも科。ポリフェノールが豊か。中国では蕃石榴という。

ハママーチ・・・海岸に自生するキク科の多年草。煎じ薬として使われている。
ニガウリ・・・ご存知、うり科の一年生つる性植物。ゴーヤーのこと。
イチョーバー・・・ヨーロッパ原産のセリ科の多年草。ハーブの一種。

もろみ酢・・・黒麹菌の働きがあってクエン酸やアミノ酸が豊富。
フコイダン・・・ワカメや昆布、モズクから得られる粘質多糖類。胃腸を保護する作用がある。

ノニ・・・タヒチやハワイにもある果実。ハワイ大学の研究では人体の良いファイトケミカルが含有されているとしている。沖縄の八重山地方の産物。
タンカン・・・インド原産のポンカンと中国南部に自生するミカンの自然交配種。沖
縄や奄美大島、屋久島で栽培されている。
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