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ふさわしい国防体制の構築 加瀬英明
日本は国防体制を、まったく欠いている。戦後62年がたったというのに、主権国家としてふさわしい条件を満たしていない。

もし、国民が平和を真摯に願うのであれば、平和は軍事力によって支えられる抑止力によって守られるから、為政者と国民が軍事問題について関心を、持たなければならない。

ところが、わが国のテレビや新聞は、ごく初歩的な軍事知識を欠いている。ほとんどの雑誌がそうであって、寒心に耐えない。

自衛隊員が不祥事を起こすと、薬物が「寮」で発見されたと報じる。テレビのキャスターがアメリカでイラク反戦運動として、戦死者と同数の「軍用ブーツ」が並べられ、ワシントン州で「第二旅団第四歩兵師団」に所属する日系陸軍中尉が、イラク戦争に反対したと述べていたが、このような誤りがあまりにも多い。

警察なら寮であるが、軍隊は隊舎だ。コンバット・ブーツは軍靴か、戦闘長靴である。第四歩兵師団第二旅団というのが、正しい。

雑誌『SAPIO』に全自衛隊員を「兵士」と呼んで、「兵士に告ぐ」という連載があった。兵士という言葉は、将校と下士官を除いて、その下の階級の軍人を指すものだ。軍事を疎かにしているのは、平和をなおざりにすることだ。

靖国神社遊就館が、4年前に改装された直後に見学した。説明文に英訳がついていたまではよかったが、ハワイを奇襲した機動部隊司令長官が「ジェネラル・ナグモ」となっていたり、ひどい誤訳が多かった。「ジェネラル」では、陸軍将官が艦隊を指揮していたことになる。神社に指摘したら、一流の翻訳会社に依頼したということだった。

自衛隊の用語も、混乱している。砲兵は兵の字を使えないので、「特科」と呼ばれている。歩兵は「普通科」だ。歩兵がヘリや装甲車に乗るといっても、あくまでも移動手段であって、基本的には歩いて戦う。

「爆撃」も禁句だから、戦闘爆撃機を「対地支援機」と呼んでいる。海上自衛隊の「護衛艦」というのも、よくわからない。マスコミも、外国の艦艇を「護衛艦」とは呼ばない。

自衛隊では将校が幹部と呼ばれ、下士官が曹、兵士が士である。陸上自衛隊をとれば、陸将、陸将補、一佐、二佐、三佐、一尉、二尉、三尉、曹長、一曹、二曹、三曹、士長、一士、二士、三士に分かれるが、判じ物のようで国民に親しみがない。

自衛隊には奇妙な行政用語が、氾濫している。軍隊であってはならないために、言い替えているのだが、物事の本質を歪めている。国民が現実と直面できないのは、平和を尊ぼうとする気概を欠いているからだ。(「頂門の一針」より)
| 加瀬英明 | 14:10 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |







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