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この勝負、小沢氏の「勝ち」 花岡信昭
小沢一郎氏が民主党代表の辞任表明を撤回した。

両院議員懇談会やその後の記者会見で、「いまなお不器用」「口下手の東北気質のまま」「どうしても説明不足に」などと、一連の事態を釈明した。

うっすらと涙をにじませた、などとテレビは報じていてが、小沢氏はそんなヤワではない。フラッシュがまぶしかったのであろう。

党首会談から辞任表明、そして辞任撤回にいたる過程を見ると、この勝負は小沢氏の勝ちだ。小沢氏の限界を指摘し、批判する論調ばかりが目立つが、政治状況の把握としては、甘すぎるように思える。

6日付産経新聞の連載コラム「政論探求」で「あえて小沢代表を擁護する」という記事を書いた。このタイトルは政治部がつけた。自分でいうのもなんだが、やたら反響があって、7日付産経抄で取り上げてくれるという異例の扱いを受けた。

その産経抄を以下、引用する。

<もう飽きたよ、という読者のみなさんの声が聞こえてきそうだが、小沢一郎と民主党の一席にもう一日おつきあい願いたい。大げさにいえば、この国の政党のあり方にかかわる問題だからだ。

▼小沢氏が宿敵・自民党との大連立に動き、党幹部の賛同を得られず、日曜夕刻に緊急会見を開き、辞意を表明したのはご承知の通り。これはこれで小紙客員編集委員の花岡信昭氏が言うように「完璧(かんぺき)にスジが通っている」という見方もできる。

▼「心の整理がつかない」小沢氏は、衆院本会議にも出ず、都内のホテルに引きこもってしまった。傷心の人間にとって、一歩も外に出ないでも用の足せるシティーホテルは、格好の隠れ場でもある。この際ゆっくりお休みになればいい、と思っていたら、菅直人代表代行ら執行部から羽田孜元首相ら大御所まで民主党議員が次々と「小沢詣で」に訪れたのには驚いた。

▼昔々、素戔嗚尊(すさのおのみこと)の行状に怒った天照大神が天の岩戸にこもり、天地は漆黒の闇となった。困った神々が、なんとか天照大神に出てきてもらおうと右往左往したという古事記の世界そのものだ。

▼新たな「小沢神話」が誕生しそうな雲行きだが、翻意を促した人たちは、日曜の会見を聞いていなかったのだろうか。彼は「民主党はいまださまざまな面で力量が不足している」とはっきり言っている。

▼党首自ら政権担当能力がない、と告白している政党が、次の選挙で勝てるほど世の中甘くない。何より、一度は役員会で不信任を突きつけたリーダーに「戻ってきてください」とは政党として情けなさ過ぎる。結局、小沢氏は翻意したようだが、あの辞任会見は一体何だったのか。これでは「偽装辞任」の汚名を着せられても仕方あるまい。>

以上、引用。というか再掲。筆者の見方がよほどほかとは違っていたということなのだろう。それはそれで、ものかきとしてはありがたい反応であった。

つまり、一連の事態を総括すると、結論的にいってしまえば、小沢氏はほかの民主党幹部陣との「格の違い」をまざまざと見せ付けてくれたのだ。

党首会談後の役員会で、小沢氏が提起した「大連立」に飛び込む政治的センスを、幹部陣は持てなかった。全面的に拒否した。

であるならば、ここは辞意表明を受けて、後継代表の選出に入るというのが、通常の感覚といっていい。幹部陣はそれを避けた。小沢氏への涙ぐましいまで慰留、説得を重ねた。

役員会で否定されたのは、代表として不信任されたということだ、と小沢氏は明言していたのである。それを、今度は役員会が一致して小沢氏の復帰を望んだ。

これで勝負は見えた。民主党は小沢氏に代わる後継候補の本命を擁立できなかったのである。

結果的に、小沢氏の党内求心力が格段にアップするのは間違いない。辞任表明から撤回にいたる経緯は、たしかにどたばた騒ぎではあったが、そんなものは1週間もたてば消える。残されたのは、大連立に踏み込めなかった「力量不足の」党幹部陣と、「オレしかいない」ことを立証した小沢氏という構図である。

会見で明らかになったのは、参院選の結果を受けて、2カ月前から大連立の話が「さる人」の仲介で進行していたという事実である。

党幹部陣は大連立はもとより、「中連立」「小連立」を危惧した。小沢氏が離党して新党をつくり、与党と連立政権で合意するという展開だ。その次第によっては、民主党は政治の有力プレーヤーとは見なされなくなる恐れがあった。

小沢新党のキーポイントは参院の情勢にあった。自公与党は過半数に17議席足りない。これを生めることが出来れば、小沢新党が主導権を握る政治構造が生まれる。

小沢氏を中心とする「一新会」は衆院の3分の1の勢力を占め、参院側には小沢氏の陣頭指揮によって初当選した「小沢チルドレン」がいる。

だが、情報によれば、参院では14人しか集まらず、これが小沢氏の辞意撤回の要因ともなった、という解説もある。

いずれにしろ、小沢氏は大中小のどれになるかはともかく、いざとなれば与党との連立に踏み込む選択肢を握ったままだ。会見でいかに否定しようと、時機が熟せば、大胆な政治行動に出る可能性を残している。(「花岡信昭メールマガジン」より)
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