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1バーレル=100ドル時代が秒読み 宮崎正弘
ついに原油は1バーレル=100ドル時代が秒読み。OPEC増産に応ぜず、イラン核武装制裁が逆効果を産み、冬は目前になった

石油消費は冬に増えることは火を見るより明らか。ガソリンを大量に食うのはアメリカの消費者である。

その米国はイラン制裁強化を主唱し、核武装阻止へ動いているが、イランからの原油輸出は、いまでは中国向けが筆頭で、日本より多い。

その中国は、明らかに米国主導の制裁には加わらないから、イラン経済制裁強化には意味がない。米国の自己満足で終わり、かえって原油価格を押し上げるから、逆効果になるだろう。

こうした無気味な原油高騰の動きに、投機筋のカネが大量に入りこんだ(フィナンシャルタイムズ、10月28日付け)。

それもアラブの投機資金が含まれており、しかもOPECは「11月から50万バーレルだけ増産する」と言う。理由はドル安によって産油国の実入りが減っており、値上げは、OPEC諸国にとっては好都合なのだ。

どのみち正価で買うのは日本くらい。アラブ産油国は、イスラム圏、とくにパキスタンには「特別料金」を適用している。

さて原油が100ドルを突破するとなれば、日本のデフレ時代は完全に終息するだろう。

また金価格は先週、28年ぶりの高値。さらに暴騰を続けており、1オンス=850ドル(1980年の記録)に迫る勢いを見せている。やっかいなことに、これも投機筋のカネである。

81年、レーガン政権発足と同時に「金委員会」がホワイトハウスに設置されたことを御記憶だろうか? あのときリーガン首席補佐官を囲んで「金本位制」への復帰が真剣に論じられた。

金の備蓄が世界先進国でもっとも少ない日本。対外債権が紙くずになる懼れがある米ドル建ての公社債、それも殆どを、ドル安に揺れる米国の国債で保有している。原油100ドル突破の事態がくれば、深刻な経済的被害を受けるのは、日本である。(「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」より)
| 宮崎正弘 | 10:56 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |







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