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胡錦濤と江沢民の握手 渡部亮次郎
<【北京=伊藤正】胡錦濤総書記が2時間半に及ぶ演説(政治報告)を終え、ひな壇最前列の中央の席に戻ると、左隣の江沢民前総書記が立ち上がり、握手を求めた。>産経ニュース2007.10.16 00:43

15日、北京の人民大会堂で開幕した第17回中国共産党大会。伊藤総局長は「その握手で、江氏は胡氏の報告に賛意を示したように見えたが、真意は分からない」としながらも「胡報告は経済は自由、政治は保守という(トウ)小平、江沢民氏の路線と基本的に変わらない。江氏が胡氏に握手を求めた理由かもしれない」と結んでいる。

5年前、江沢民氏の後を継ぎ総書記になった胡錦濤氏。彼にとって、今回が初の自前の党大会だが、この5年間、中国が年平均10%超の成長を遂げ経済大国化、国際的地位も大きく向上したのは江氏の決めた路線と指導体制によるものだった。

胡総書記の初めての報告は、改革・開放を切り開いた(トウ)小平理論と、それを発展させた江沢民氏の「3つの代表」思想を高く評価し、その継承を強調しながら、科学的発展観という胡氏自身の理念を打ち出した。

所得格差の拡大、環境汚染、資源の浪費、官僚の腐敗など高成長の生んだひずみを正し、持続的な均衡成長と調和の取れた社会実現が主眼だ。しかし過去5年間、7〜8%の目標値に対し2けた成長が続いたことが示すように、成長主義の構造を打破するのは難しいはずだ。

とめどなく成長しようとし、如何なる政治的規制も排除しようとするのが資本主義の本質である。これに対し共産党は政治の独裁を継続しなければ存在意義を失うのであるから、経済に対する規制を止めるわけにはいかない。そこに汚職が必然的に発生する。

したがって伊藤記者も指摘するように

<例えば、成長率を押し上げる地方政府による不動産開発は、財政資金確保と同時に党官僚たちの闇収入にも欠かせない。胡錦濤政権の土地売買の規制策や汚職への厳罰主義も効果は薄く、地方には、腐敗に寛大だった江沢民時代を懐かしむ声さえあるという。>

つまり所得格差の拡大、環境汚染、資源の浪費、官僚の腐敗など高成長の生んだ「ひずみ」こそは江体制の遺物であり、中国式共産主義体制の本質そのものなのである。

伊藤記者は「ある学者によると、胡錦濤路線は、(トウ)小平理論から1歩も出ていないという」としているが胡錦濤は仮に手品師だとしても種と仕掛けが変わらない以上、変った事は何もできるはずが無い。

報告で胡氏が「1987年の第13回党大会で打ち出した社会主義初級段階論を踏襲、1つの中心(経済建設)2つの基本点(社会主義堅持の4原則と改革・開放)を堅持する」と述べているのは当然だ。

<経済が資本主義化した今日、一党独裁を廃止し、民主制度に移行すべきとの議論が近年、高まっている>と伊藤記者は指摘するが、先に述べたとおり一党独裁を止めれば共産党は失業するどころか、これまで我慢してきた農民に殺されてしまうだろう。

だから遅れた経済を発展させる手段が改革・開放であり、市場原理など資本主義の手法も是とする半面、一党独裁を中心にした4原則堅持は変えないのは当然というものだ。

<胡錦濤氏は報告で「社会主義だけが中国を救い、民主社会ができる」と主張している。胡氏のいう「民主」とは共産党が与える社会主義民主にすぎない。直接選挙制の拡大など政治改革はなく、党の執政能力の強化、効率化にとどまった。

先の学者よると、共産党が当面している最大の問題は、国民の党不信であり、その要因は腐敗という。党権力が強まるほど、腐敗が巨大化、蔓延(まんえん)していくのが現状だ。その有効な対策は、胡報告には見えない。

89年の天安門事件前、腐敗は今日ほど深刻ではなかったが、当時の趙紫陽総書記は、党と政治、企業との分離を打ち出したほか、司法の党からの独立や報道の自由のための新聞法制定の構想を進めていた>(伊藤記者)。

中国の未来は決して夢でも明るくも無い。趙紫陽総書記がやろうとした事は共産党からすれば反革命に等しかった。だから失脚したのだ。今回、胡と江が握手した事を見れば22日に明らかになる人事も驚くような事は無さそうでは無いか。2007・10・16
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