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日替わりメニューの改造人事 古沢襄
人事の季節が始まった。当の安倍首相が「まだ白紙だ」と言って手の内をみせないから、各紙とも推理小説を書き続けねばならぬ。安倍周辺の夜回りをして、あの手この手の誘導尋問をするのだが、聞かれる方だって情報がない。むしろ記者さんから情報がないか、聞きたいところであろう。心なしか、人事で踊る人たちの耳が長く、大きくなってウサギかロバの耳に似てきた気がする。

東京新聞が「政府は十三日、防衛省の事務次官人事を一時凍結し、二十七日に予定される内閣改造後に判断する方針を固めた」と報道している。朝日新聞はじめ他紙も似たことを書いている。だが産経新聞は守屋事務次官の更迭を首相が了承したと一紙だけ違った報道をしている。

改造人事で小池防衛相の留任が確定していれば、事務次官の更迭を意図している防衛相の意向が尊重されねばならないから、産経新聞の報道が正解になる。だが、首相が額賀元防衛庁長官を再起用する意向があるかもしれない。

首相は「防衛、安全保障は極めて重要だ。しっかりと日本の国を守ることができる態勢をつくるという観点から人事を決めなければいけない」と明らかにした。この意味の理解の仕方によって観測記事が変わってくる。

人事は白紙というが、首相の人事構想の骨格は固まっているとみるべきであろう。あとは、その吟味と身体検査に時間を費やしている。小池ウサギや守屋ロバの耳は否応なしに長くならざるをえない。政府高官(塩崎官房長官であろう)が「次官人事は内閣改造後になる」と明言した。これも如何様にも解釈される。

一番、耳が長くなっているのは塩崎官房長官であろう。留任説はほとんどない。森元首相から「東大卒、ハーバード大大学院修了というだけでは国会運営はできない」とコキおろされてしまった。

森氏は「本当は官房長官に福田康夫氏が一番いい」というが、改造内閣の官房長官は構造改革路線の看板となる。党内融和を一番に考えれば福田官房長官も選択肢のひとつになるが、安倍氏は構造改革推進派を起用する腹ではないか。

毎日新聞は自民党の二階俊博国対委員長の官房長官起用が13日浮上したと報道している。二階氏が野党側に太いパイプを持ち、参院での与野党逆転に伴う国会運営に首相官邸がにらみをきかせるのに適任というのが根拠。まさに百花斉放の観がある。

当分の間はマスコミの書き得となる改造人事。日替わりメニューのように情報がクルクル変わるであろう。”無”から”有”を作らねばならぬからご苦労なことである。安倍首相は毎日の新聞をアッキー夫人と一緒に楽しんでいるのではないか。だが改造が裏目にでれば、楽しみが苦しみになる。
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