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危険な布教活動 古沢襄
韓国のキリスト教徒は4000万国民の三割に達するという。海外布教も米国に次いで世界第二位。過熱する海外布教から今度のタリバンによる韓国人拉致・殺害事件が発生した。イスラム教とキリスト教は旧約聖書から発する同根の”砂漠の宗教”といえるが、その民族・文化に違いから最も対立が激しい二大宗教になった。

私は中国の山東省で布教活動をしていたドイツ人宣教師が惨殺されたことから、ドイツが上海に停泊して軍艦を膠州湾に派遣し、720人のドイツ兵が上陸して、膠州湾を占領した事件を研究テーマにした経験がある。

中国はドイツ人宣教師をドイツ帝国主義の手先と断じるが、殺害された宣教師は殉教も厭わぬ熱心なキリスト教徒であった。しかし、ドイツは早くから膠州湾に目をつけて、ドイツ外交文書をみると詳細なレポートが本国政府に送られている。純粋な布教活動がドイツの国家利益に利用されたのは否めない。

中国側にしてみれば山東省は孔子、孟子の祖地である。異教徒の布教活動を許す筈がない。中東で繰り広げられているキリスト教世界とイスラム教世界の相克も妥協なき宗教対立が根底にある。それに国家利益がからむから悲劇が起こる。

アフガニスタンで韓国のキリスト教徒が二十数人もまとまって布教活動をするのをタリバンが黙って見過ごす筈がない。極めて危険な行動であった。無謀と言わざるを得ない。産経新聞の黒田勝弘ソウル支局長は次ぎにように伝えてきている。

<【ソウル=黒田勝弘】アフガニスタンでの韓国人大量拉致事件は、韓国のキリスト教界が近年、積極的に展開している海外布教活動を背景にしており、事件を機に韓国内でも危険地域への無謀な“進出”に批判の声が出ている。

韓国各紙によると韓国のキリスト教団(プロテスタント)は現在、世界175カ国に約1万6000人の活動家を派遣し、その規模は米国に次いで世界2位という。

 派遣地域にはイスラム圏を含む危険・紛争国が約40カ国も含まれ、2004年にはイラクで韓国人のキリスト教関係者が拉致・殺害され、「殉教者」扱いされる事件も起きている。

事件を機に韓国キリスト教教会協議会(KNCC)など諸団体は一斉に危険地域での布教・奉仕活動の自粛を訴えている。拉致された23人の奉仕団を派遣した「セムムル(泉の水)教会」もアフガンでの活動中止を発表した。

事態解決に努力中の韓国政府はイスラム圏を刺激しないよう「拉致被害者は布教活動のために渡航したのではない」ことを内外に強調しているが、事件を機に韓国キリスト教界の実態に関心が集まっている。

キリスト教徒1500万人 財源確保に奔走
韓国にはプロテスタントを中心に人口の約3分の1にあたる1500万人ものキリスト教徒がいるといわれる。

ソウル首都圏では喫茶店の数より教会の数が多いとの話もある。しかし近年、飽和状態で教会同士の競争が激しく牧師の就職難もいわれている。

このため各教会・教団では海外布教・奉仕活動に力を入れ、そのための献金集めも活発だ。海外布教が財源確保に好都合というわけだ。教会によっては「韓流ブームに乗って海外布教を」といったアピールさえなされている。

韓国キリスト教の活発な海外布教の背景に、思い込みの強い「攻撃的な福音主義」を指摘する声もある。「未伝道地域には、福音をもたらさなければならない」という過度の使命感で、あえて危険で困難な地域に乗り込む傾向が強いという。

さらに韓国のキリスト教(プロテスタント)は昔から米国との関係が深く親米的といわれてきた。このため米国主導で国家再建が行われているイラクやアフガンなどイスラム圏での布教・奉仕活動には積極的だ。

アフガンでは昨年、韓国のキリスト教団体が1000人以上の大規模イベントを強行しようとし、韓国政府の説得で中止になっている。

中国やモンゴルでも布教活動が活発で、とくに中国ではしばしば逮捕されたり国外退去になるなどトラブルを起こしている。それには中朝国境地帯での「脱北者支援」の活動も含まれるが、韓国のキリスト教団体が海外活動の一環として、食糧など人道支援の一方で、北朝鮮の人権問題に最も積極的に取り組んでいるのも事実だ。>
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