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処刑された中国エリート 宮崎正弘
7月10日に死刑に処せられた鄭某は福建省福州出身で復旦大学卒業のエリートだった。上海の同大学は北京大学、清華大学と並ぶ名門。国営製薬企業を経て94年に党組織の書記。98年から国家薬品管理局長に就任していた。

賄賂の噂は、その一年以上前からあった。実は昨年12月に鄭を呼んでの「査問委員会」が北京で開かれており、温家宝首相も出席していた、とNYタイムズが伝えている(13日付け)。

4月に逮捕され、監獄の中で鄭は「告白書」をしたためていた。「わが決定的ミスは新薬認可だった」と。年間15萬件の新薬申請があり、140件が許可される。

しかし、一方で鄭は安全管理の在り方を改革する必要性を説き、「とくに共産党と切り離して独自の検査期間が必要だ」と正論を吐いてもいたのだ。

鄭管理局長は中国の製薬会社提出の出鱈目な輸出申請書類や承認申請でろくな検査もしないで迅速に新薬を承認した容疑に問われた。このうちの六種類は偽薬だった。

「医薬品の監督官庁トップが国民の生命と健康に危害を与えた」ことが死刑判決の理由とされた。

立場を利用して新薬認可に賄賂を要求し、息子と妻が代理業務を展開、懸命に蓄財に励んでいた経過も裁判の過程で暴露された。

妻と息子が上海に設立したコンサツティング企業は「二重のはと」という奇妙な名前の会社で、このトンネル企業から香港へ12萬ドルが持ち出されていた。

賄賂は合計85萬ドルと伝えられたが、中身は高級車の贈呈から豪華家具、株券、そして別荘にキャッシュ。

「本当は85萬ドル以上だが、8社からの賄賂の証拠だけ揃えて、あとの捜査はしていないし、する必要もなかった」(NYタイムズ)。
 
表面にでた賄賂は「氷山の一角」なのである。(「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」より)

| 宮崎正弘 | 18:13 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |







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