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ネオコンの原爆正当化発言 古沢襄
二月にブッシュ政権内で最後のネオコンといわれたロバート・ジョゼフ米国務次官(軍備管理・国際安全保障担当)が辞任し、ライス国務長官・ヒル次官補による北朝鮮融和策のレールが敷かれた。そのネオコン氏が広島、長崎への原爆投下を正当化する発言をした。

ジョゼフ氏の肩書きは核不拡散問題特使。国務次官当時から北朝鮮に核の平和利用を認めることに否定的な立場で、核を放棄させるため北朝鮮への圧力を継続することを強硬に主張してきた。、ネオコンのボルトン前国連大使とともに、いわゆる対北朝鮮強硬派である。日本にも支持する層がある。

ジョゼフ氏は広島、長崎への原爆投下について「原爆の使用が戦争を終わらせ、連合国側の数十万人の命だけでなく、数百万人の日本人の命を救ったことにほとんどの歴史家が同意すると信じている」という。

原爆投下によって数百万人の日本人の命を救ったいうのは我田引水。米国の歴史家の間でも異論がある。乱暴な核使用正当化論といって良いが、米国内で退役軍人らを中心にかなり広く流布されている。

就任したばかりの小池百合子防衛相は「ジョセフ氏は前から言っているので目新しさはないが、日本の見解とは異なる」と述べた。安倍首相も「原爆が投下され、多くの無辜(むこ)の命が奪われ、たくさんの被爆者が後遺症に戦後も苦しんできた。原爆投下は許すことができない気持ちに変わりはない」と強調した。余計なことを言うな!ということであろう。

ジョセフ発言は久間前防衛相の援護射撃をしたわけでもなさそうだ。核不拡散問題特使として記者会見したはずみに、日本の広島、長崎への原爆投下について記者から聞かれ、これまで通りの見解を述べた。その意味では不用意な発言である。

それよりも興味があるのは、ボルトン前国連大使がウォールストリート・ジャーナルに「平壌の忍び足」と題する論文を寄せて、ライス・ヒル融和路線を激しく非難したことだ。

「北朝鮮政策に関する限り、ブッシュ政権はもう終わってしまった」と激しい。ブッシュ政権の対北朝鮮政策が官僚や学者に乗っ取られ、クリントン政権時代と同様の欠陥だらけの融和政策となったと非難した。産経新聞の古森義久ワシントン特派員が伝えてきた。

<(ワシントン=古森義久)ブッシュ米政権で国務次官や国連大使を務め、北朝鮮核問題をも担当したジョン・ボルトン氏は3日付のウォールストリート・ジャーナルに「平壌の忍び足」と題する論文を寄せ、「北朝鮮政策に関する限り、ブッシュ政権はもう終わってしまった」と激しい批判を表明。ブッシュ政権の対北朝鮮政策が官僚や学者に乗っ取られ、クリントン政権時代と同様の欠陥だらけの融和政策となったと非難した。

同氏は米国側の過剰な譲歩として(1)マカオの銀行の北朝鮮口座の凍結解除(2)北朝鮮による6カ国協議2月合意の履行の大幅な遅れの許容(3)ヒル国務次官補の平壌訪問に代表される北朝鮮との一連の2国間接触(4)北朝鮮の6月の弾道ミサイル発射の事実上の許容−などを挙げ、特にミサイル発射については「日本の安倍首相がブッシュ政権のとるべき措置を言明してくれた」と日本政府の対応を評価した。

ボルトン氏の論文はさらに、米国政府は対北政策をクリントン政権時代の米朝2国間の交渉で欠陥の多い融和的な合意を成立させ、核兵器の開発をまったく阻止できなかった状態に戻したと批判し、いまのヒル次官補の北朝鮮との接触はクリントン政権で国連大使だったリチャード・ホルブルック氏の助力を得ていると指摘した。>

ことしの一月から二月にかけて、ブッシュ政権の北朝鮮政策をめぐって、ライス国務長官とヒル次官補が融和策に転じたが、国務省や学者グループの支援があったという。これに対してネオコンが反発したが、押し切られた恰好となった。

しかしヒル国務次官補の工作が必ずしも順調にいっていない。したたかな北朝鮮に手玉に取られている観さえある。ボルトン論文はネオコンが必ずしも屈服したものではないという意思表示ともとれる。六カ国協議がこれ以上もたつくと、ネオコンの反撃を許すことになるかもしれない。
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