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窮鼠がアメリカ猫をあしらう 古沢襄
忘れた頃にヒル国務次官補の電撃的な訪朝。訪朝初日の21日に金桂寛(キム・ケグァン)次官と会談したのに続き、22日朝、朴宜春(パク・ウィチュン)外相と会談した。ご本人は「朴外相や金次官との間で良い話し合いができた」と自画自賛した。

米国務省のマコーマック報道官は「6カ国協議は現在、重要な時期を迎えている。我々は北朝鮮が核兵器計画放棄への戦略的決断をしたか試しつつある」と、ヒル国務次官補の訪朝の意義をわざわざ強調してみせた。

国務省筋ではブッシュ政権内最強硬派のチェイニー副大統領とも協議した上で決まったと、政権内に足並みの乱れがないことを懸命にリークしている。そのこと自体が、対北朝鮮交渉で国務省が譲歩を重ねていることに、ブッシュ政権内でも批判があることを示している。

もともと米国は外交交渉が得意分野ではない。超大国の軍事力を背景にしてきたから、計算し尽くされた精緻な外交の駆け引きなど必要がない。自国の主張を通すためには国連すら無視して、有志連合で中央突破するお国柄である。軍事力頼りの単細胞では外交は出来ない。

イラク戦争の戦後処理で失敗し、イランとの交渉もうまくいかない。ここは何としてでも北朝鮮に核放棄を実行させて外交得点をあげたいと焦っている。軍事力による”力攻め”ができないから、不得意な外交一本で北朝鮮を攻めあぐむことになるが、その図は「窮鼠がアメリカ猫を噛む」。

この窮鼠は強か、あせりのアメリカ猫を焦(じ)らしながら、欲しいものを手に入れようとしている。落ち目のブッシュ政権は足元をみられている。米国内でも民主党はライス外交のお手並み拝見といったところだ。

それにしても二月の合意通りに北朝鮮が寧辺の核施設閉鎖後に、ヒル国務次官補が訪朝すべきだった。焦らされて待ちきれずに核施設閉鎖前に平壌に飛んでいった観がある。これでライス国務長官の訪朝まで飛びだすと北朝鮮の外交勝利となってしまう。

麻生外相は22日の記者会見でヒル国務次官補の訪朝について「焦って(北朝鮮に)行っているが、焦って足元を見られるほどアホらしい話はない。安易に譲ってもらいたくない」と批判した。このところ麻生発言は冴えている。
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