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黒田勝弘氏の韓国分析 古沢襄
共同通信の外信部記者だったという身びいきで言っているのではない。共同時代から黒田勝弘氏のソウル報道には定評があった。ソウルに根を下ろした先見性のある記事では、他の追従を許さないものがある。

半年後に迫った韓国大統領選について次のような分析記事を書いている。韓国の政情については日本も注意深くウオッチしておく必要がある。

<今年12月の韓国大統領選は3つの観点から注目される。まず金大中−盧武鉉政権と10年続いた韓国の対北融和政策がさらに続くのかどうか。2つ目は、過去への恨(うら)みを抱いた「ハン(恨)の政治」はどうなるのか。3つ目は日米離れの反米・反日・民族主義がさらに進むのかどうかだ。

1番目に関連しては、金大中前大統領、盧武鉉現大統領そして北朝鮮が今や「ハンナラ党に政権を渡すな」で共同戦線を張りつつある。

韓国の大統領選の歴史で前職や現職大統領が、次の政権に誰がいいとか悪いとかあれこれ発言したことはない。ところが金大中氏と盧大統領は“ハンナラ党政権阻止”に向け積極的な発言をしている。その結果、盧大統領など「選挙法違反の疑い」まで話題になるほどだ。

北朝鮮はすでに昨年来、韓国に対して「反保守大連合」を呼びかけ、ハンナラ党非難の宣伝・扇動を続けている。

大統領選でハンナラ党が勝てば、北朝鮮への支援・協力は条件付きとなり、人権問題など金正日独裁体制への批判、圧力は強まるだろう。しかし「反ハンナラ共同戦線」が成功すれば親北・与党政権が続き、金正日政権は安泰となる。

2番目の「ハン(恨)の政治」とは。まず金大中前政権は千年にわたり権力から遠ざけられ、社会的差別を受けてきた全羅道出身者が政権の座につくことで新しい歴史を開いた。またその後の盧武鉉政権は、現代政治史における政治的弾圧の被害者である親北・左翼勢力の「ハン(恨)」を背負って誕生した革新政権だった。

いずれも過去とは異なる層が権力を形成し「恨みを晴らす政治」を進めた。違法とされた親北・左翼勢力の過去の行動が逆に合法としてたたえられる「過去清算」は、それを象徴している。

次期政権はそうした過去に対する否定中心の政治を脱し、未来志向の政治になるのかどうか。左翼・革新系が主導する与党陣営が引き続き政権を取ると、「持てる者持たざる者」の二極化を最大の扇動テーマに「ハンの政治」は続く。

3番目は韓国ナショナリズムの行方だ。盧武鉉政権は最後になって米韓FTA(自由貿易協定)推進で反米に一定の修正を加えたが、その支持基盤である左翼・革新系の与党陣営は依然、反米気分が強い。これは国力増大に伴う国民の自信感も背景にある。

保守野党のハンナラ党は対外政策はより穏健だ。とくに対米関係改善を主張している。反日は名分として簡単には引っ込められないが、基本的には日米との連携強化という同盟重視だ。

これに対し与党陣営は“自主”という名の脱同盟・民族主義傾向が強い。次期政権は韓国を国際社会の中でどこに位置付けて国家的発展を図るのか、重要な課題を背負うことになる。>(ソウル 黒田勝弘・産経新聞より)
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