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ルビコン川を渡った山崎前副総裁 古沢襄
自民党の山崎拓・前副総裁が訪朝した。折から欧州歴訪中の安倍首相はロンドンでブレア首相と会談して、北朝鮮の核、ミサイル、拉致問題の解決に向け国際的圧力をかけていくことで一致している。山崎訪朝について「議員としての考えはあると思うが、日本は(北朝鮮制裁の)国連決議の実施を世界各国に求め、独自制裁を行っている。その基本方針をよく踏まえてもらいたい」と不快感を隠さない。

この首相の意向は塩崎官房長官から山崎氏に「訪朝は望ましくない」と伝達されている。どうみても首相周辺や外務省サイドから”好ましからざる”訪朝としか映っていない。二元外交を危惧する声もある。安倍首相の特使とする観測もあったが早々と消えている。ブレア首相に北朝鮮に対する国際的圧力を求めながら、裏では金正日総書記に特使を送るのは二枚舌外交に外ならぬ。日本の国際的な信用はガタ落ちになる。

一九九四年にカーター元大統領が徒歩で板門店から北朝鮮に入った。同じ民主党から大統領だったクリントンは、カーターに対して「正式な米政府特使ではなく、一民間人として訪朝するのであれば、取り立てて異議は差し挟まない」と伝えている。カーターのスタンドプレーに懸念を持っている。

金日成の核開発に対して米国は軍事行動を含めていくつかのオプションを立てていた。圧力を強めている段階で、カーター訪朝は北朝鮮に誤ったメッセージを送ることになりかねない。面白いのは北朝鮮にエネルギーと食糧を供給していた中国が、強硬な瀬戸際外交をとる金日成に圧力をかけ、米中が歩調を揃えだしていたことである。歴史は繰りかえされる。

山崎訪朝はカーター訪朝を多分に意識している。”役者”はかなり違うが客観情勢には似通ったものがある。山崎・金正日会談が行われ、金正日が核放棄を表明すれば、山崎前副総裁は凱旋将軍となって帰国することが出来る。少なくとも小泉前首相の三度目の訪朝の道筋をつけたいと思っているのであろう。だが、そうは問屋がおろすまい。核問題は日朝間では解決できないからである。北朝鮮は米国との直接交渉を望んでいる。焦点となっている米国の金融制裁について日本が関与することなどはできない。内政干渉になるからである。下手をすると飛んだピエロになりかねない。

山崎前副総裁もそれは十分に分かっているであろう。北朝鮮との間に細くともパイプをつなげることを最大の目標にしているのではないか。だが、これは日本の政府間交渉と議員レベルの交渉という二元外交になりかねない。しかも拉致問題を一時タナ上げにして、核問題を優先しているから、国民感情を逆撫でする危険性がある。訪朝まで山崎前副総裁は迷いに迷ったというが、あえてルビコン川を渡った。この五日間が勝負どころだが、吉とでるか凶とでるか、その行方を見守るしかない。結果がすべてというしかない。
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