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紅白カマボコの由来は? 古沢襄
お正月の料理には紅白の蒲鉾(カマボコ)が欠かせない。平安時代初期から伝わるカマボコだが、詳しい歴史は知らない。全国各地にその土地の名産・カマボコがあるのだが、そのすべてを味わったわけではない。あくまで自分で味わったカマボコしか語れないので、それはお許し願いたい。

私は久しく小田原のカマボコの愛好者だった。新幹線のない時代だったが東海道線で小田原駅に停車すると駅売りのカマボコをよく買った。ツルリとした歯触りが好きであった。値段も手ごろ。

やがてゴルフに凝るようになって箱根や伊豆によく出かけた。六気筒エンジンのニッサン・ローレールで160キロの暴走運転を得意がっていたのだが、同乗した友人が小田原の籠清(かごせい)本店に寄ってくれという。創業文化十一年(1814)の老舗だという。少し遅れて創業慶応元年(1865)の鈴廣(すずひろ)のカマボコがある。

歴史も古く、味も上等な老舗のカマボコなのだが、今ではポピュラーになってシャスコや西友でも並んでいる。だが根が粗衣粗食論者の私は、駅売りの小田原カマボコにこだわりがある。

長州藩の歴史を訪ねて山口県の萩に二泊したことがある。萩のカマボコは日もちをさせるためか、塩味がきいていた。籠清や鈴廣カマボコが芸達者な小田原芸妓とすれば、萩カマボコは野良で出会った農村の美少女を思わせる。泥臭い感じが堪らなく好きになった。

北陸のカマボコは板付きでない。「ふかしカマボコ」という。赤巻かまぼこ、青巻かまぼこ、焼きかまぼこ、しそかまぼこ、よもぎかまぼこ、昆布かまぼこと種類が多いが、私は”昆布かまぼこ”の愛好者。毎年送って貰っているが素朴な日本海の香りがする。これも小田原カマボコに較べれば、塩味がきいている。

九州の博多には三年いた。佐賀市や長崎市のカマボコが美味しかった。沖縄カマボコもある。長崎市で「全国蒲鉾品評会」が開かれたが、農林水産大臣賞には、銚子市の「淡雪」、萩市の「焼抜蒲鉾 銀浪」、岡山県の「ふく白子とうふ」、佐賀市の「おさしみ蒲鉾 赤・白」、長崎市の「イワシロール」、同じ長崎市の「大ちくわ」の六品が選ばれた。

カマボコは保存食というよりは、魚を美味しく食べる日本独特の加工技術だという。平安時代初期の古文書には、昔から棒の先に魚肉のすり身を付けて焼いて食べていたと伝えている。原型はちくわに近いものだったかもしれない。  
     
「蒲鉾」の字の由来は”蒲の穂”。棒の先に魚肉のすり身を付けて焼く形が、植物の蒲の穂によく似ていて、「がまのほ」と呼ばれていたが、その”穂”が”鉾(ほこ)”となって「がまほこ」。やがて「かまぼこ」になったというのが通説。紅白のカマボコをお正月のおせち料理に使う様になった由来は知らない。そもそもおせち料理は何時から庶民の生活に根づいたのであろうか。戦乱の世が治まった江戸文化の産物ではないかと思っているのだが・・・。
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| - | 2018/04/04 6:48 PM |
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