<< 冒涜と悪趣味について 渡部亮次郎 | main | ナベに欠かせぬもの 渡部亮次郎 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - | pookmark |







中川幹事長の危険な綱渡り 古沢襄
郵政造反組の復党問題をめぐり、自民党の中川昭一政調会長は23日、造反組に民営化支持や反党行為の反省を明記した誓約書提出を求めた中川秀直幹事長の対応を批判。党の最高幹部である三役間にも足並みの乱れがあることを露呈した。

一方、中川幹事長はこの日の講演でも復党条件を緩める考えはないことを強調。中川政調会長の出方によっては、執行部内に深刻な亀裂が生じる展開も予想される。

中川政調会長は岐阜市内で開かれた党県連パーティーでの講演で「来年の統一地方選、参院選、同志が一緒になってやろうではありませんか。総括しろとか、反省しろというと天安門事件を思い出す。政治は最後には情というものがある」と強調。選挙対策上も条件を緩和し、一括復党を認めるべきだとの考えを示した。(共同通信)

公平にみて中川政調会長の意見が自民党内の多数であろう。それを幹事長の職権で「大義がない」と押さえ込む方に無理がある。すでに平沼赳夫氏を除けば造反議員は郵政法案に賛成票を投じ、首班指名選挙では安倍首相に一票を投じている。追い打ちをかけて誓約書を求める必要があるのだろうか。

もともと中川幹事長は造反組の復党には消極的であった。十月十日夜、国会近くのホテルで安倍首相は「秘書官との食事」名目でホテル内の中国料理店に入ったが、ひそかに別室に移って、青木参院議員会長、森元首相、中川幹事長と四者会談を行った。

この席で「参院選に勝つためには造反議員の復党が必要」と説く青木氏に安倍首相もうなづいた。この瞬間に復党方針が決まったのだが、この会合後から中川幹事長は〆鯒の総選挙での政権公約の遵守安倍首相の所信表明演説の支持・・・という二条件を口にするようになった。

二条件とも緩やかなものだから、多くの自民党議員は沖縄知事選後には復党がスムーズに運ぶとみていた。総裁選で安倍首相と争った谷垣前財務相も「破壊の次の段階では幅広い結集が必要だ。基本的には早く迎え入れるべき」と復党に前向きな姿勢をにじませている。復党問題を処理する党紀委員会も落選した元造反議員を含めた一括復党が大勢となっている。笹川委員長は「同志の救済が大切で、落選した人を見捨てることはしない。救済する時には一括して救済するのが一番正しい道だ」としている。

この復党の動きに待ったとかけたのが国民新党の亀井代表代行。「(造反組の早期復党は)自民党が来年の参院選に自信がない表れ。昨年、自民党から追っ払った人の手助けがほしいなんて、普通はやらない」と吠えた。復党話が水面下で動いている状況をハラハラしながら見守っていた一年生議員たちだったが、一部には身分保障を求めて派閥入りする議員が出る一方で、復党反対の署名を集めて中川幹事長に善処を求めている。

党執行部の復党処理がもたつけば、党内の亀裂が深まる様相を示していた。何を思ったのか中川幹事長は復党二条件のハードルを高めて、平沼氏が飲めない三条件を示して、無条件降伏を迫った。

これでは纏まるものも纏まらない。窮鼠が猫を噛むことだってあり得る。二十七日に誓約書を出す期限をつけたが、笹川党紀委員長がいう一括救済はまったく不可能となった。あるとしても造反無所属議員の一部が誓約書を出して復党する程度であろう。大義は結構なことだが、参院選で敗北すれば元も子もなくなる。もし麻生幹事長だったら、違った対応があったのかもしれない。危険な綱渡りを中川幹事長はやろうとしている。
| - | 21:09 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |







スポンサーサイト
| - | 21:09 | - | - | pookmark |







コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://kajikablog.jugem.jp/trackback/429987
トラックバック

CALENDAR

S M T W T F S
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
<< August 2019 >>

SEARCH

SELECTED ENTRIES

RECENT COMMENT

CATEGORIES

ARCHIVES

LINKS

PROFILE