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冒涜と悪趣味について 渡部亮次郎
<東京・渋谷のホテルセルリアンタワー東急ホテルの教会で開かれるサロン・オーケストラ・ジャパンのコンサートが9日夜、3ヶ月ぶりに開かれた。

今回は嘗ての歌謡スター霧島昇・松原操夫妻(いずれも故人)の三女でオペラ歌手(ソプラノ)大滝てる子さんが両親の持ち歌を敢えて歌うというプログラムがはさまれていた。

「一杯のコーヒーから」「蘇州夜曲」のほか森山良子作曲の「涙(なだ)そうそう」も。オペラ風に歌われる歌謡曲には戸惑いを感じた。更に欧州帰りのオペラ歌手古川精一さんとのデュエットデ歌われた「旅の夜風」には悪趣味を感じた。

オペラはオペラ、歌謡曲は歌謡曲なりの歌い方があって、ファンを納得させている。融合は不可能である。花も嵐も踏み越えて、をオペラ風に歌うとご両親を懐かしむより冒涜しているように感じた。

次回は「セルリアン・ニューイヤーコンサート」として、1月11日(木)午後2時半と午後7時だそうです。4000円。>(「頂門の一針」11月10日 625号 身辺雑記)

これに対して「頂門の一針」を転載した上海発のメルマガに当の大滝てる子さんから9日後に以下のような文が寄せられていると伝えてきて、直ちに私のところへ転送されてきた。

<文中の霧島昇・松原操、両親の歌を「冒涜」というお言葉本当に悲しく思いました。両親の歌を歌うようになるまでにはいろいろな深い思いそして経緯がございます。

融合は不可能もという言葉も、本当に残念に思います。安易な、そして顔の見えない批判を私自身も慎みたく思います。主催の方にお尋ねになって是非一度お手紙を下さいませ。お話が出来ますのを楽しみにしております。(2006/11/19 04:15:04 PM)>

「両親の歌を『冒涜』というお言葉」はおかしい。ご両親の歌をオペラ風な歌い方で歌われるのは、あの歌に対する冒涜と言っているのであって、私は歌手を冒涜したのではない。企画が悪趣味だといっているのだ。

例は悪いが、逆に演歌歌手がオペラを歌ったら、オペラ界は「融合」「成功」といいますか。お父上とお母上のデュエットには独特の息継ぎとか情感の込め方とかが存在し、いわば独特の世界を形成して今日に至っている。

それをオペラ調で歌われると、音吐朗々ではあるが、途端に歌謡曲でも演歌でもなくなる。霧島もミス・コロムビアも消される。だから子が親を消してしまうのだから冒涜と敢えて言ったのである。

子が親を思う事は美しい。しかし、それを演歌でもない、ォペラでもない、わけの分らないものにしてカネを取るというのは、少なくとも企画は悪趣味を反省すべきだ。

大滝さんが演歌を演歌なりに歌えるなら許そう。ドイツだかベルカントだかの唱法でしか歌えないのに、親の歌を子供が歌ってどこが悪いと開き直るのは悪趣味だ。人格的に問題がある。親の歌は親のもの、子供は自分の歌を歌うべきだ。

音楽の発声法には疎いがドイツ唱法とかベルカント唱法とかで演歌を歌われると気持が悪い。以前、霧島昇・ミスコロムビアご夫妻のご長男で東京音楽大学教授の坂本紀男さんがラジオ番組で父上の名作「胸の振り子」を歌われて、やはり違和感を覚えた。クラシックの歌い方だったからである。

お兄さんの坂本さんも大滝さんも演歌を歌っているようで演歌ではない。ファンは懐かしくて1度は聴くが、似て非なる歌だから2度は聴きたくない。それを「受けた」と感じるのは勘違いだ。兄妹ともに勘違いしている。

演歌は演歌、オペラはオペラでいいと思うのである。演歌には小節が不可欠だが、ドイツ唱法とかベルカント唱法で歌われると、全く似て非なるものになってしまう。

主催者は99%の人が喜んで帰ったといってきた。他人はどうであれ、私は気持が悪かったからあのように書いたのである。音楽もまた感性の芸術である以上、賛否のある事は当然であって、多数だから正しいというものではないだろう。

松原操(ミスコロムビア)に関する『ウィキペディア』を見ると「霧島・松原夫妻の忘れ形見である長男の坂本紀男と三女の大滝てる子は、現在も父母のヒット曲を歌い継いでいる」とある。二人して両親を歌い継いでいると思いながら両親を否定していることに気付かないだけなのだ。

特に大滝さんはご両親の歌を歌うことを仕事にされているようだから、私のような素人からの批判には厳しい抵抗をして当然である。

そうですか。なるべく聞きたくないものだ。それにしても見ず知らずの者に手紙を寄越せとは大滝さん、思い上がりだろう。2006.11.22 
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