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元気印の亀井氏も健在 古沢襄
安倍晋三氏が自民党の総裁選に立候補すると正式表明した。その内容は総花的で具体性が乏しいという批判もあるが、それは安倍首相になってからの国会演説、初記者会見などで補強していけばいい。東京の赤坂プリンスホテルではなく、平和都市・広島で立候補表明をしたのは(刃造陵念追求地方を重視・・・の舞台装置として上出来だったと考える。

五年間の小泉政治によって日本政治は大きな改革の方向に動きだした。それも小泉流ともいうべき中央突破型の手法で行ってきている。党内支持よりも国民支持率を重視する新たな手法も用いた。それだけに改革の成果と同時にきしみ音がでているのが現状といえる。

安倍氏の役割は小泉改革を継承する一方で、国の財政再建が優先された結果、地方との較差感が生まれるなど、きしみ音の部分を手当することであろう。さらに小沢民主党との決戦を控えた参院選を前にして、郵政政局で分裂した自民党の地方組織の立て直しも焦眉の急となった。

野田聖子議員は相変わらず岐阜県内の自民党支持者から根強い人気がある。だから前県連幹事長は党本部に反旗を翻して野田氏を支援した。今では県議会の自民党系会派の会長になったが、野田支持は変わらないという。三月には選挙区内の自民党支部総会に無所属の野田氏は招かれて講演をしている。

離党した野田氏には民主党から熱烈なラブコールも送られたが、一度も民主党との共闘を考えたことはなかったという。根っからの自民党員が支持者に多いから、野田氏をいつまでも無所属で野ざらしにしておくと、参院選で自民党票が寝てしまうことになりかねない。中央では知名度が高い佐藤ゆかり氏も、地元密着型の野田氏には一歩及ばないのは落下傘候補の宿命なのかもしれない。

離党している造反組を自民党に復党させるのは、参院選対策からして焦眉の急なのだが、そのきっかけになるのは小泉から安倍へのバトンタッチではなかろうか。離党している議員からも、その期待がでている。やはり古巣の自民党に郷愁があるし、第一に支持者たちが復党を求めている。

ズケズケものをいう亀井静香氏が大人しくしていると思ったら、とんでもない。あのダミ声を張り上げて全国行脚に余念がなかった。テレビに登場しないだけのことで、元気印は健在だった。自民党の総裁選について「内閣に入り小泉首相にしっぽを振って御殿女中になっている者が、いまさら(徳川)将軍になれるわけがない」と斬って捨てていた。

安倍、麻生、谷垣の三氏のことかと思ったら、「晋三君はかわいい。個人的には首相になってもらいたいと思ってきた。頑張ってほしい」と安倍氏には点数が甘い。亀井氏の弟分・平沼赳夫氏は「安倍晋三君の勝ちで決まりだろう。本来の保守らしい自民党に戻れば、私も戻りやすくなる。安倍君が自民党にいるので心強い」と復党を視野に入れている。

もともと平沼氏と安倍氏は政治信条をひとつにしている。離党していなければ安倍支持の選挙対策本部長だったろう。今でも超党派の拉致救出議員連盟の会長。皇室典範改正問題でも反対派の筆頭として論陣を張り、教育基本法の改正問題では愛国心の明記を求めている。

もっとも自民党内から参院選の協力次第で復党を考えるという消極論もある。平沼氏は「協力の論功行賞とすること自体、ふざけた話だ。私はすでに自民党の候補を支持すると表明している」と怒る。あれやこれやで復党問題を決着させるチャンスを逃すと、自民党は参院選で臍(ほぞ)を噛むことになりかねない。
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