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構造改革、マニフェストはマルクス主義用語 古沢襄
”和魂漢才”という言葉がある。日本固有の精神と、中国から伝わった学問を融合させることを意味しているが、明治以降は”和魂洋才”にお株を奪われている。日本が近代国家に脱皮するために、なりふり構わず西洋の学問・知識を吸収して、日本固有の文化を創ってきた。

小泉内閣になって構造改革という言葉が大流行となった。また、この前後からマニフェストという言葉も流行った。いずれもマルクス主義用語、構造改革はイタリア共産党のトリアッティ書記長が唱え、党の基本政策となった。

日本共産党にも構造改革論が入ってきて、小野義彦、佐藤昇、杉田正夫、大橋周治、石堂清倫氏ら「現代マルクス主義派」が唱えたが、党主流派の見解と対立し論争に敗れたグループが脱党している。それを迎え入れた社会党の江田三郎氏の周辺では、佐藤昇、貴島正道、松下圭一氏が理論グループとして台頭している。

トリアッティ理論は、マルクス理論では不可避と見られた帝国主義戦争が、核戦争という危機的な局面を迎え、回避する可能性、平和共存の展望など明らかに前時代とは異なる新局面を迎えたととらえ「世界における客観的構造の変化」の中でイタリア独自の民主主義・社会主義革命路線を目指した。

イタリアでは定着した構造改革論だったが、日本では“改良主義”的傾向とみなされて葬り去られている。今では民主党の旧社会党系の中で細々と残っているに過ぎない。

マニフェストも宣言、宣言書の意味のイタリア語だが、普通は「共産党宣言」もしくは「綱領」を指す言葉。れっきとしたマルクス主義用語なのだが、日本では1998年の統一地方選挙頃から使われだした。

”和魂洋才”が一歩進んで、マルクス主義用語が内閣や政党で平気の平左で使われているのは、それだけ革新政党が弱体化してきた現れなのだろうか。

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