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参院選に焦点を絞る安倍官房長官 古沢襄
安倍晋三官房長官が全国を回っている。九月の自民党総裁選で優位に立った安倍長官が独走の足固めに入ったとみる向きが多いが、競馬馬ではあるまいし、どこか間が抜けた論評だ。総裁選は”一強二弱一泡沫”の構図となった。そこに一弱か二弱が加わっても全体の構図は変わらない。

安倍長官にとって最大の課題と懸念は、来年夏の参院選で前回の様に自民党が敗北することだ。そうなれば九ヶ月総理で終わってしまう。気楽な向きは今の安倍人気なら自民党は負けないとおっしゃる。そうだろうか。

この人たちは昨年には、福田康夫氏が総裁選に立つと予想して”福田叩き””森叩き”に余念がなかった。全体構図が読めないから、目先の動きに左右されてしまう。郵政政局の最中に首相官邸で小泉・森会談があったが、干からびたチーズを片手に森前首相が出てきた時に”出来レース”だと見破った者がいただろうか。森氏が缶ビールを握り潰してみせたのを”芝居”だと覚った者もいない。

森氏が無所属で初当選以来、三十七年間の付き合いとなったが、根が善人でサービス精神が旺盛なものだから、時には本音がポロリとでることがある。それを見逃す手はなかろう。麻生太郎外相から総裁選の推薦人を森派から分けて貰えないかと冗談交じりに頼まれたことをわざわざ披露してみせたことがある。

「(安倍と福田という)嫁入り前の娘が二人いるから・・・」と、これも冗談交じりに言っていたが、その後しばらくして「私が麻生さんに入れようか」と森氏は言ってのけている。誰もが森流の悪い冗談と思って見逃してしまったが、この頃から森派の安倍一本化の流れが加速している。森サインは「福田立たず」。長い付き合いなので、森氏の胸中が読める。

安倍氏は政治生命をかけて参院選で勝つ布石を打ちだした。前回の参院選は安倍幹事長・町村総務局長コンビで戦ったが、敗北の苦渋を味わっている。今度は負けられない選挙だという思いは誰よりも強烈である。それは安倍本人が一番自覚している。

地方回りの一番手に小沢民主党代表の岩手県を、あえて選んだのは偶然ではない。岩手県の民主党党員・サポーターは東京、神奈川、大阪を押さえて一万九千八百四十一人(五月末現在)で全国トップに立った。相対的に自民党が伸び悩んでいる。総裁選目当てなら効率が悪い岩手県を選ぶ必然性はサラサラない。狙いは岩手県の勢いが全国に広がることを防ぐ、つまりは参院選を念頭に置いた布石でしかない。

小沢氏は七月三十一日から菅代表代行、鳩山幹事長と一緒に三宅島で二泊三日の海釣りに出掛けた。カンパチ釣りを楽しむ小旅行をするほど余裕があるわけでない。安倍氏が参院選に焦点を絞って動きだしたことを肌で感じている小沢氏のことだ。民主党も参院選に焦点を絞った準備を加速させようとしている。参院選という政界夏の陣は、すでに始まったとみるべきであろう。
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