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終盤入りの米大統領選、険悪さは増すばかり   ウオールストリートジャーナル

■民主・共和両党とも党内融和は遠くにかすむゴールのようだ
 

スポーツでは熱戦が繰り広げられている場合、試合が終わりに近づいてくるとアナウンサーは状況が「チッピー」になってきたと言うことが多い。これは通常、負けているチームがいら立ち、けんか腰になっていることを意味する。


26日に東部5州で実施された予備選は、民主・共和両党とも試合がチッピーな段階に入っていることを物語っていた。優勢なチーム――共和党のドナルド・トランプ氏と民主党のヒラリー・クリントン氏――は他の候補者を大きく突き放したものの、試合は終わりに近づくに連れて険悪なものになりつつある。


今回の予備選の結果は両党とも予想通りであったうえ、両党の最有力候補にとっては非常に重要なものだった。計算上は、両者とも党の指名獲得が確実な地点に近づいている。


だが心理的には両者とも、自分たちが「当然、指名を受けるべき候補者」だという空気をほんのわずか強めたにすぎない。指名を受けるのは当然という雰囲気があれば、残りの予備選の有権者と代議員たちを味方につけることが容易になる。


だが、こういう展開の勝利はトランプ氏もクリントン氏も望む形ではないだろう。両党とも、あと10州での予備選を残すのみとなっているが、険悪なムードは小さくなるどころか、大きくなるばかりだ。党の一体感は起こりつつある現実というより、遠くにかすむゴールのようだ。


ペンシルベニア、メリーランド、デラウエア、ロードアイランド、コネティカットの5州で全勝したトランプ氏は、これらの予備選へ向かう過程で、より大統領らしく振る舞い、より自分を律することについて語ってきた。これは同氏の中心的な支持者たちが喜ぶような言動を控え、本選で投票する有権者に魅力的に映る振る舞いを身につけることを示唆していた。


だが、大統領らしい振る舞いを目指したトランプ氏の試みは頓挫した。まず、挑戦的かつ嘲笑的な態度を捨てたがらない彼自身の意志によって。そして、トランプ氏の指名獲得阻止を狙うテッド・クルーズ上院議員(テキサス州)とジョン・ケーシック・オハイオ州知事が残りの重要な予備選で徒党を組んだことによってだ。

 
米東部5州で26日に実施された予備選を制したトランプ氏は、クルーズ氏とケーシック氏への「口撃」を再開(英語音声のみ)Photo: AP


これでトランプ氏は「うそつきテッド(クルーズ氏)」への攻撃が止められなくなった。これまでは概ねトランプ氏の「口撃」を免れてきたケーシック氏にも攻撃が始まった。トランプ氏は27日にワシントンで外交政策に関して大統領らしい真面目な演説を行う予定だったが、再び攻撃モードに戻りそうな気配だ。


それはなぜか。クルーズ、ケーシック両氏による共闘が5月3日のインディアナ州予備選でクルーズ氏に勝利をもたらす可能性があるからだ。同州はクルーズ氏の保守主義に十分に親近感を抱いており、トランプ氏の道を阻む上で大票田としても十分に大きい。クルーズ氏は26日夜、同州で支持者に向けて演説し、「選挙戦は今夜、(自分たちに)有利な地域に戻ってきた」と述べた。


クルーズ氏は今回の全敗をトランプ氏寄りの報道をしたメディアのせいだと非難した。これはトランプ氏の支持者にとって驚きであることは間違いない。厳しい現実はこうだ。クルーズ氏が今回、どこの州でも説得力のある戦いができなかったことで浮き彫りになったのは、トランプ氏と同じような全国的な訴求力を単純に持ち合わせていないという事実だ。戦いは続くが、2人の差はますます開いているように見える。


民主党サイドでは、ペンシルベニア、メリーランド、デラウエア、コネティカットの4州でクリントン氏が勝利したものの、試合終盤の「険悪なムード」は全面に出ていた。ロードアイランド州で勝利したサンダース氏の陣営は支持者に向けて、相手陣営を非難する驚くべきコメントを出した。クリントン陣営は、サンダース氏を支持し続けることはトランプ氏に利することになると主張し、「売国奴が使う言葉」で自分たちを中傷したというのだ。

 
ロードアイランド州で勝利したサンダース氏は支持者に向けて、相手陣営を非難するコメントを出した(英語音声のみ)


これは状況が決定的に不利であることを受け入れつつある陣営が放つ言葉ではない。それどころかサンダース氏は26日夜、予備選の開催が2週間も先のウェストバージニア州でこう宣言した。「あなた方の助けを借りて、ここウェストバージニアで勝つ」と。そしてトランプ氏が反対側で訴えているのと同様に、無党派層と型破りな有権者を引きつけることによって党の成長を手助けできる可能性を最も秘めている候補は自分だと訴え続けている。


現実はこうだ。サンダース氏はレースからの撤退を準備している候補から発せられるような「ノイズ」をほとんど何も出していない。


それにはもっともな理由があるかもしれない。負け越している候補者はどこかの時点で、この絶望的な結果になりそうなレースで戦い続ければ、党内の人々にどう思われるかと懸念し始めるものだ。だが、サンダース氏の場合はそういう心配をする理由があまりない。彼は民主党に登録することすら長い間拒否してきた。無所属として出馬し、活動することを好んでいたためだ。そして今、彼には「政治革命」に関わっているという認識で一致する支持者がついている。(訳注:サンダース氏は大統領選に出馬するまで無所属だった)


クリントン氏は今回の勝利を踏まえて党の団結を呼びかけ、「互いの足を引っ張り合うのではなく、互いに引っ張り上げることができる国」を作ろうと訴えた。彼女にとっての朗報は、出口調査によると、本選で彼女を支持できないと回答した民主党支持者はごく少数だったことだ。思い出してほしいことは、なりふり構わぬ勝利であっても、勝ちは勝ちだということだ。(筆者のジェラルド・F・サイブはWSJワシントン支局長)


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