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「おくすりアラーム」が鳴った   古沢襄

次女が昼過ぎにやってきて、コーヒーを沸かしてくれた。ケーキも・・。愛犬バロンが「おれもケーキが欲しい」と催促。


長女は日曜日にくるという。やはり女の子は優しい。何かホロリとしてくる。ヘルパーさんの手が届かない掃除をやってくれた。本棚のガラス戸が曇っているといって、拭き掃除に余念がない。


このところ、年齢(とし)をとったせいか物忘れをするようになった。長女一家は横浜、次女一家は国分寺の住人だが遠くにいてもオヤジのことは気にかけてくれている。


毎日のようにタラコ入りのおにぎりを作っているオヤジにタラコおにぎりよりも梅干しおにぎりにしたらいいと忠告。


「老いては子に従え」で味がいい梅干しをネットで探すことにした。


次女は帰りがけに夕食のメモを置いていった。


ゝ半融名物の薩摩揚げ
茶碗蒸し
新タマネギのサラダ
ぜ稈櫃里覆拏冓


物忘れの気がある父親のことで娘たちが心配なのは薬の飲み忘れ。いまは「おくすりアラーム」という便利なものが出来ている。


パソコンを使って「おくすりアラーム」をセットしてくれた。何もかも便利な世の中になったものだ。


午後六時、「おくすりアラーム」が鳴った。18 時 00 分「おくすりの時間です」。

 
■レプラミド 1回量:【1】 これでは忘れようがない。


<a href="http://www.kajika.net/">杜父魚文庫</a>

| 古澤襄 | 18:28 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |







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