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支那の「武夷茶」とイギリス人の紅茶   古沢襄

台湾の蒋介石総統に会うために特急列車に乗ったら、車中で支那茶を振る舞われた。耐熱ガラスのコップの底に支那茶があって上から湯を注いだ、ただそれだけのものだが、これが意外といける。


支那茶で有名なのは「武夷茶」。東インド会社の茶貿易独占が廃止されたのは一八四二年。早速、イギリス人のロバート・フォーチュンが福建省にやってきて、幻の「武夷茶」を求めた。


茶は若い葉ほど珍重される。日本茶も”新茶”が愛好される。「武夷茶」も例外ではない。茶を摘む最適期は立春から八十八日目(八十八夜)とされる。四月中旬に茶摘みが始まり、五月には武夷茶が市場に出回る。


これをイギリス本国に運ぶ舟はテイー・クリッパーという帆船であった。広大なインド洋で強風によってマストを折られ、それを補修して、やっとの思いでケープタウンを回って大西洋を北上していた。


ロンドンで英国茶をご馳走になったが、イギリス人の紅茶にかける思いは歴史と執念の産物といえる。コーヒー党のアメリカ人には理解できないであろう。


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