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ブルームバーグ(元NY市長)不出馬   宮崎正広

■ほくそ笑むヒラリー。そしてサンダースは党を割るか


74才の老人が不出馬宣言をしても、誰も振り向かなかった。ブルームバーグ市長は、金融通信大手「ブルームバーグ」の創設者、おそらくトランプより富豪。経済政策では共和党保守本流だが、社会政策、移民政策ではヒラリーに近い。


もし、ブルームバーグが大統領選に第三党を結成して出馬すれば、ヒラリーの票を奪うから、トランプが「漁夫の利」をつかめるという情況となり、「わたしが出馬したらトランプ政権の危険性が高まる」という奇妙な理由を付けて不出馬宣言に踏み切った。3月7日である。


だが、もはや党籍や党支持者を勘案しての票読みでは現実と乖離し始めているのではないか。


有権者は党の優先課題や、党のイデオロギーには何ほども拘ってはいないのである。


理性が通じない、反知性がまかり通るなどと、「知ったかぶり」の解説はもう、うんざりである。理性で、ウォール街を占拠した「吾々は99%運動」の解釈も、理解も出来ない。知性が働けば、銃規制とか、オバマケアとかの福祉拡大予算の裏付けをどうするか、判断ができるだろう。


インテリやマスコミがいう「知性」に大衆が反逆しているのだから。


いまアメリカ人大衆が求めているのは怒りを抑える鎮静剤かも知れない。


シルベスタ・スタローンは「ランボー」でばったばったとアメリカの敵をやっつけた。
クリント・イーストウッドの長い拳銃はマフィアを次々と撃ちまくった。ジョン・ウェインのライフルは「悪い」インディアンを懲らしめた。


「敵」は作られた幻影でもあった。


1980年、イランに屈辱を飲まされたアメリカは「ABC」といってカーターを惨敗へ追い込んだ。ANYBODY BESIDES CARTER の簡略語だった。
 

1992年、「アーカンソーの馬の骨」が保守本流を破った。大富豪のロス・ペローが出馬して党を二分したからだった。
 

2008年、「チェンジ、イエス、ウィキャン」と叫び続けたら、政権が転がり込んだ。

かように、過去の大統領選挙が「理性」「知性」で決めてとなったためしはない。だからTIME(16年3月14日号)も大特集を組んで、トランプ大統領の誕生を暗示しながら、こう言う。


「行き先は不明」(DESINATION UNKNOWN)
 

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