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中国の大衆は「トランプ大統領」に期待   宮崎正広

■日米離間、TPP反対に共鳴しはじめる珍現象


中国の世論は、上から押さえつけられているが、ネット世論では本音が飛び出してくることが多い。
 

トランプは中国を批判し、移民排斥を主張しているわけだから、中国の公式的な見解は「トランプ NO」だろう。


ところが、少なからずネットの意見ではトランプ支持が顕著となっているのである。


理由は三つある。


第一に中国の民衆が指摘するのは「トランプが大富豪である」という重要なポイント。中国人の人生観はカネカネカネという拝金主義ゆえに、金持ちは単純に尊敬される。そのうえ、ビジネスで大成功を収めているわけだから、そうした手法を政治に用いれば「米中関係は改善される」と楽観的なのである。


かれらの主張の根拠は基礎的な検証がなされていない。


第二に「富の分配」に関しての不公平を中国人は当然と認識しており、格差是正とかの社会主義的な制度改革には興味を示さない。そうした精神風土から、トランプと中国人の感性とは相似形でさえある。


第三にトランプが日米同盟に言及し、とりわけ「アメリカは日本を守るが、日本はアメリカを守らないという日米安保条約の片務性は不公平だ」と主張していることで、これで日米離間、日米同盟の劣化がおこれば、中国には利益となるから、トランプへの期待がうまれる。


同時にトランプはTPP反対の立場であり、中国が排斥されているTPPは、解体もしくは不成立を望むのが中国だから、トランプは彼らの立場からすれば、「たいへんに良い候補」という結論が導かれるわけだ。


しかし何れも中国人の希望的観測のなかでもプラス要素だけを拾って組み立てられた待望論でしかなく、トランプは自由、法治、民主、人権で中国を批判している事実はすっぽりとネグレクトされている。


スーパーチューズディでトランプは予想通りの勝利を収め、以後は党内ライバルより、真の敵=ヒラリー・クリントン批判に的を絞ってのキャンペーン展開となる。


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| 宮崎正弘 | 11:03 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |







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