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あの「反日タカ派軍人」論客、羅援がまたも怪気炎   宮崎正広

■「統一ならただちに平和、台湾独立ならすぐにも戦争だ」


「愛国無罪」を叫んだ中国人が日本大使館に石や卵を投げ、日系企業に放火し、レストランを打ち壊すなど数々の狼藉をはたらいた時、もっとも反日的言辞を打ち上げていた軍人が羅援である。


「反日三大バカ」とは、この羅援と、劉亜州、そして熊光偕だった。


羅援は人民日報系の『環球時報』(1月25日付)に寄稿して、また吠えた。


「台湾が独立を言い募るならすぐさま戦争だ。統一をいうなら和平だ。中国人が中国人と争うことはないが、台湾独立を言っている連中は中国人ではない。武力統一あるのみだ」。
 

羅援少将の父親は羅青長で、周恩来事務所の副主任。国務院副秘書長として外交方面では主に台湾問題を担当した。


情報畑を歩き亘り、諜報工作に腕を奮ったという。


羅援の兄は羅挺為海軍少将、弟の羅振為は米国留学でいま米国の「NY華栄集団」社長。羅援は軍を退役し、現在は「中国戦略文化促進会」の常務副会長兼秘書長であるが、内外には『タカ派軍人OB』として知られる。


寄稿した媒体が『環球時報』であるように低俗で軍事力を錯覚する中華思想の低レベル読者には受けるメディアだ。


日本で言うと『日刊ゲンダイ』風。まともな知識人は相手にしていないが、労働者階級や低所得層には人気がある。


それはともかくとして習近平の軍事改革だが、230万人民解放軍を200万人に削減し、スリム化効率化、そして組織替えに手を付け、四大総部を解体して、と言うより名称を変え、つぎに合計15の部門を新設したが、七つの軍区の再編には着手出来ないままである。


軍隊内部に根強い反対があるからだ。


多維新聞網に拠れば、すでに軍区再編は蘭州軍区、瀋陽軍区、北京軍区、済南軍区、成都軍区で若干の前進がみられるようだが、広州軍区が一番のっそりと改変作業を遅らせているらしい。


そこで習近平は各個撃破作戦に打って出た様子である。それというもの、最初に広州軍区に的を絞り、三人の中将を免職処分とした。
 

三人は広州軍区副司令の刑弟成、同副司令の王暁軍、そして副政治委員の劉長銀だという。いずれも中将である。(軍区副司令は四人体制)。


事情通は『香港問題です。香港駐留部隊の活躍がこれから試される時が来ますから』と不気味な観測を述べている。


この状況下に米国保守系のワシントンタイムズが『中国軍がIS掃討軍事作戦に参戦する動きがある』と伝えた(同紙、1月24日)。


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