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習近平訪英。落日の両国が合唱「中英関係は黄金時代を迎えた」   宮崎正広

■ロンドンは「チベットに自由を」「失業を輸出した中国は帰れ」のデモ


習近平訪英。ロンドンは騒然とした。


人民元建ての中国国債を起債し、中国のカネを当てにする英国は、習近平が持参した巨額の投資を前に腰折れ、議会での演説まで認めた。いやそればかりか英国王室は最高級のもてなしで中国の国家元首を遇し、さすがの英国民もあきれ顔。


国王による公式の歓迎行事は41発の礼砲、赤絨毯を女王陛下夫妻と習夫妻が並んで歩き、さらには古式ゆかしき馬車に両夫妻が乗るなど、中国からの十年ぶりの賓客を遇した。習のお土産は夫人=膨麗媛の音楽アルバムが二冊。


女王陛下のプライベートな午餐会、ひきつづき国会での演説ののち、公式の晩餐会が開催される。


ところが、バッキンガム宮殿の周りは歓迎の旗より、抗議の人並みが多く、「チベットに自由を」と呼びかけるデモ隊に混じって、鉄鋼業界の不況で解雇された人たちは「中国の鉄鋼ダンピング輸出を認めるな」などと騒いだ。


習近平が持参した手みやげは464億ドルの投資の約束。なかには原子力発電プロジェクトや宇宙開発協力が含まれ、英国に3900人の雇用をもたらすという。


ロンドンの外交筋は「英国は冷え切った米国と中国の関係改善に橋渡しができる」などと妙な評価をしている。


落日の両国が、経済回復で協力し合おうという構図だが、中国の大盤振る舞いも、はたして実行されるのか、どうか。

 
<a href="http://www.kajika.net/">杜父魚文庫</a>

| 宮崎正弘 | 08:59 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |







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