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10・19は中国発のブラックマンデー(暗黒の月曜日)となるのか?   古沢襄

■7%成長はもはやファンタジー その実態は…


ロイター通信によると、中国の7〜9月期国内総生産(GDP)の発表を10月19日(月)に控え、金融市場の一部では中国発の「ブラックマンデー(暗黒の月曜日)」が警戒されている。


28年前の10月19日は、米株式市場が20%超も急落し、世界的な株価暴落を引き起こしたブラックマンデーのまさにその日だ。


                 ◇


中国の4〜6月期GDP成長率は7%だったが、日本経済研究センターが先月下旬に検証した結果、実際の成長率は当局の公表値より0.5〜2.2ポイント低く、5%前後だった可能性が高いという。


また、同センターのリポートによると、成長率7%のうち1.4%分は金融部門によるもので、上海株式市場の混乱を勘案すると7〜9月期の7%達成は困難な状況と指摘している。


「中国の公式統計はファンタジー(幻想)。真実に近いということもない」−。ロイター通信は、ロンドンに拠点を置く調査会社ファゾム・コンサルティングのこんな見立ても報じている。


同調査会社は中国の成長率は実際の半分以下で今年の成長率は2.8%にとどまるとまで予想しているという。


もちろん、中国経済の影響力を軽視はできない。9月に訪米した中国の習近平国家主席は、米航空大手ボーイングから約380億ドル(約4兆5663億円)で300機を購入すると表明。国連総会での演説では途上国支援に20億ドルの拠出する意向を示した。


米国滞在中に習氏がニューヨークで宿泊したのは、中国の保険大手が買収した「ウォルドーフ・アストリア」。米歴代大統領が国連総会時の定宿としてきた老舗の名門ホテルだ。


習氏は、これまでの高度成長で稼ぎ出した「チャイナマネー」の威力をみせつけた。日本が中国に出し抜かれたインドネシアの高速鉄道建設プロジェクトも、中国はインドネシア政府に資金負担をさせない破格の条件を提示したのが決め手になった。「チャイナマネー」のなせる技だろう。


                ◇


ただ、思い出してほしい。米マンハッタンの高層ビル群を象徴するロックフェラーセンターを三菱地所が買収するなど、「ジャパンマネー」が世界を席巻した1980年代後半から90年代初めのバブル期を。マネーは踊ったが、その後の日本は「失われた20年」に突入する。


中国が全く同じとは言わないが、活発な金融投資の動きは必ずしも実体経済の強さを示しているとは限らない。


実のところ、チャイナマネーの力の継続性にも疑問が出てきている。


中国人民銀行が発表した9月末の外貨準備高は3兆5140億ドルと、前月に比べて433億ドル減った。過去最大だった8月の減少幅(939億ドル)ほどではないが、減少が続いている。


景気の減速と通貨・人民元の切り下げで、国際資本の流出に慌てた当局が市場介入に資金を投じているとの見方が有力だ。


また、中国税関総署が発表した輸出と輸入を合わせた9月のドル建て貿易総額は、前年同月に比べて11.4%減少し、7カ月連続のマイナスだった。


とりわけ輸入は同20.4%も減少し、11カ月連続の前年割れ。消費や設備投資、建設需要の勢いが衰えたことが要因だ。今年1〜9月の累計でも貿易額は前年同期比8.1%のマイナスとなり、通年で前年比6%増とする政府目標の達成は絶望的だ。


海外との取引で稼ぐ力を示す経常収支の黒字額をみても、各年比較では黒字が拡大しているが全体の基調は変わっている。


野村総合研究所のリポートによると、経常黒字は08年の4206億ドルをピークに右肩下がりを描いており、対名目GDP比では07年の約10%から14年に2.1%に減少している。


さらに、労働人口は一人っ子政策の影響もあり、2014年まで3年連続で減少している。今後10年は労働人口の減少が継続すると予測されており、中国経済の稼ぐ力は明らかにピークを過ぎているのだ。


社会の混乱を防ぐため、中国政府は相場や統計数値の管理(操作?)をこの先も続けるだろうが、経済の実体を偽ることは企業でいえば粉飾決算に当たる。


調査機関などによる経済指標の分析などで、化けの皮にはややほころびがみえるものの、司法の捜査の手が入った、排ガス不正問題に揺れる独フォルクワーゲン(VW)とは異なり、中国経済は外から正確な実態を暴けないだけにやっかいだ。


とりあえず、市場関係者は7〜9月期の中国の成長率を6.8%程度と予想しているが、ほころびを取り繕えず、この想定を下回る悪い数字が出てくればブラックマンデー時の再現がないとはいえない。(産経)
 
 
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| 古澤襄 | 06:58 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |







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