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習近平氏を批判したヒラリー氏を中国メディアが総攻撃   古沢襄

■でも何と言って批判したの???


中国の習近平国家主席が女性の権利向上に関する会合を国連で開いたことを「恥知らず(Shameless)」と批判したヒラリー・クリントン前国務長官に対し、中国側は反発、メディアはヒラリー氏を攻撃した。ただ、中国メディアの記事は、ヒラリー氏による批判の具体的な中身に触れず終い。読者らはネットで、「ヒラリー氏は一体何と言って批判したのか」と不満の声を上げた。


「女性の権利を主張する人たちを迫害しながら、国連で女性の権利のための会議を主催する?恥知らずだ」


 ヒラリー氏は9月27日、短文投稿サイト「ツイッター」で、習氏がこの日、米ニューヨークの国連本部で、女性の権利向上に関する会合を国連と共催したことにかみついた。


ヒラリー氏は併せて、今年3月、反セクハラなどを訴えて中国当局に拘束された5人の女性活動家(その後、保釈)が、現在も仕事や活動の自由を制限されていると伝える米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)の記事のリンク先を掲載。この5人が拘束された際、ヒラリー氏は、ツイッターで「拘束はやめるべきだ。許し難いことだ」と中国当局を批判していた。


ヒラリー氏による批判に対し、中国外務省国際協力局の李軍華局長は9月27日、「一部の人や団体が自らの見解を表明しているが、でっちあげや理解不足がある」などと反発した。


だが、そのことを報じた中国広東省の南方都市報(電子版、28日)の記事は、ヒラリー氏の9月27日のツイッターでの「恥知らず」などの発言を直接紹介せず、代わりに「失礼な意見」「刺激的な言葉」と抽象的に伝えた。


中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報も28日付の社説でヒラリー氏のツイッターでの発言に反応。「非常に刺激的な言葉で中国を批判した。言葉遣いが下品で、非常に失礼だ」と非難したものの、ヒラリー氏がどのような趣旨で、具体的にどう発言したかは書かなかった。


 「ヒラリー氏が何と言ったのか、書く勇気がないのか」
 「どの言葉が下品なのか。編集者は怖くて翻訳できないのか」
 「ヒラリー氏のことを下品で非常に失礼だと言うが、彼女が何と言ったのか、一言も書いていない。これがわが国の新聞だ」 


2紙の記事はネットのニュースサイトに転載されたが、読者らは、ヒラリー氏を批判しながら肝心の発言自体を省略する中国のメディアを批判。都合の悪い部分を隠すこの手法は、かえってヒラリー氏の主張が正しいと読者に思わせ逆効果だ、とする指摘も見られた。


なお、環球時報は公式サイト上では社説と併せて、習氏を批判したヒラリー氏のツイッターのつぶやきの画像をそのまま掲載した。だが、内容の中国語訳はなく、「Shameless」について、「英語が分かる人ならば、気持ちを表現しただけで、悪口とは考えない」と指摘するブロガーもいた。(産経)


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