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習近平の訪米を影の薄いものとしたモディ旋風   宮崎正広

■ヒラリーも習近平を「恥知らず」と罵倒。何のための訪米だったのか?


インドのモディ首相は主要国の指導者なかで、イの一番に国連で演説し、「平和」を唱えた。


プーチン、習近平より早い登壇で、安倍首相は、29日、ラストの演説となった。


モディ首相は国連演説を終えると、ニューヨークからカリフォルニア州へ飛んだ。


サンノゼのノームミネタ空港へ「エアインディア・ワン」でおり立つと、在住インド人数万が熱烈歓迎し、演説会場のスタジアムは7万人がつめかけるという前代未聞の盛況ぶりとなった。


それもこれもカリフォルニア州サンタモニカ周辺だけでも、インド人移民は50万人前後もいるからだ。彼ら在米インド人がシリコンバレーを支えている。マイクロソフトのCEOなど、インド人である。


インド首相が同地を本格的に訪問するのは1949年のネルー以来で、ガンディ首相とデサイ首相がカリフォルニを短時間滞在したことはあるが、本格的訪問はじつに66年ぶりの「事件」だったのである。


「カリフォルニはIT産業と民主主義が合体して人々の夢を実現した『ゴールデン・ステート』であり、この地域のインド人は将来の建設に貢献しうる」


モディがこう演説すると聴衆は湧いた。ペロシ元下院議長も聞きに来ていた。


対照的にIT産業のメッカであるシリコンバレーに夥しい産業スパイを潜入させ、ハイテク企業からトップシークレット技術を盗み出し続け、くわえてハッカー攻撃を止めない中国へアメリカ人の剥き出しの敵対意識が拡がっている。


大統領選挙の有力候補ヒラリー・クリントン前国務長官もツィッターで、習近平は「恥知らず」と非難した。


習近平訪米最中に中国国家統計局は直近の経済数字を発表した。


それによれば、企業の経常利益は過去四年間で最低となり、とてもGDP7%成長は望める状況ではないことを示唆する結果となった。


主因は8月11日の人民元4・5%切り下げによって、企業の生産コストを23・9%引き上げたことによるとされる。


しかし上海株式もすでに六月のピークから40・1%の暴落ぶりを示しており、この国家統計局の数字によらずとも、その凋落傾向は歴然としているのである(数字はいずれも『サウスチャイナ・モーニングポスト』、9月29日)。


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| 宮崎正弘 | 10:40 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |







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