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米アップル、インド攻略作戦始動 サムスンの牙城に挑戦   古沢襄

7月23日、米アップルがインド市場で、サムスン電子の牙城を切り崩そうとしている。


[ムンバイ 23日 ロイター]米アップル(AAPL.O)がインド市場で、サムスン電子(005930.KS)の牙城を切り崩そうとしている。


インドは世界で最も急速に成長しているスマートフォン(スマホ)市場。そのインド市場の「iPhone(アイフォーン)」販売台数は急増しているが、市場シェアはまだわずかだ。


インドの購買力は中国と比べると低いため、インド市場はこれまで長い間、アップルにとって優先度が高いとは言えなかった。


ところが今では、積極的なテレビ宣伝を打っているほか、販売網の拡大や、購入支援策など、あの手この手で販売を伸ばそうとしている。


4─6月のインドの「iPhone」販売台数は93%増で、中国の伸び(87%)を初めて上回った。アップルのインドのスマホ市場でのシェアは2%。サムスン電子はシェアの3分の1前後を握っている。


アップルが21日発表した第3・四半期(6月27日まで)決算では、売上高が32.5%増加した。ただし、7─9月期の売上高見通しは市場の予想に届かず、2桁成長がどのくらい続くのか、懸念が広がった。アップルのインド戦略積極化はこうした事情と無縁ではない。


ハイテク専門調査会社IDCのマネジングディレクター(インド・南アジア担当)、ジャイディープ・メータ氏は「アップルは意識的にインドで販売網を拡大し、積極的に製品を売り込もうとしている。マーケティングへの支出拡大も、そうした戦略の一環だろう」と話す。


家電小売店や、アップル取扱店の幹部の話では、アップルは自社製品への関心を高めようと、棚スペースの拡大を求めている。またアップルは販売業者の数を5社に拡大し、従来の倍以上に増やした、という。
 

業界筋によると、アップルはインド専任の幹部を採用。インド特有の官僚主義に対応するため、政策アドバイザーを求める広告も出した。


ある家電小売りチェーンの幹部は「アップルがインドで重視しているのは『ボリューム(量)』」と指摘する。「販売業者を増やし、中小の都市にも食い込もうとしている」と語った。


<アップル、シェア拡大のチャンス>
 

インドでは確かに「iPhone」の販売が伸びているが、けん引しているのは「4S」「5S」「5C」など安価な旧モデルだという。


インドでの新型「iPhone」の販売価格は5万ルピー(約785ドル)から。格安スマホであればおよそ8台が買える。


そこでアップルは、最新の「iPhone6」を月賦で購入できる制度を導入。ストリーミング形式での音楽配信サービス「アップル・ミュージック」についても、インドでの月間利用料金をわずか120ルピー(1.88ドル)とし、米国のおよそ5分の1の価格に設定した。
 

アップルはこれまでも購入支援を行っていたが、今回ほど積極的な対応は初めてと見られ、インドをいかに重視しているかがうかがえる。


アップルがインド攻略に成功すれば、その果実は大きい。


カウンターポイントのアナリスト、ニール・シャー氏は「(インドの)高級スマホ市場は今年、800万台に接近する」と指摘。「アップルに成長余地は大きく、シェアを伸ばすチャンスは十分ある」という。(ロイター)


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| 古澤襄 | 16:01 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |







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