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中国にらみ戦闘機配備へ、フィリピンが元米軍基地を再利用   古沢襄

7月16日、フィリピン軍が来年以降、スービック湾にある元米海軍基地に、戦闘機10機以上を配備することが明らかに。


[マニラ 16日 ロイター]フィリピン本島の西側に位置し、中国などと領有権を争う南シナ海に面するスービック湾。フィリピン軍は来年以降、同湾にある元米海軍基地に、戦闘機10機以上とフリゲート艦2隻を配備する。複数の軍当局者が明らかにした。
 

安全保障問題の専門家らは、同基地を23年ぶりに軍事利用することで、南シナ海での中国の動きに対し、より効果的な対応が可能になると指摘する。
 

フィリピンの専門家ロメル・バンラオイ氏は「軍事基地としてのスービックの価値は米国が証明済み。中国の防衛当局者たちもそれを分かっている」と述べた。
 

スービックはかつて、世界で最も大きい米海軍基地の1つだったが、冷戦終結後にフィリピンが米国との軍事協定を破棄し、1992年に閉鎖されていた。その後、フィリピン政府は同基地を経済特別区に指定した。
 

バティノ国防次官はロイターに対し、同区を管理するスービック湾都市圏開発庁と軍の間で、基地の一部を使用できる15年のリース契約が5月に結ばれたことを明らかにした。
 

米軍艦は2000年以降、フィリピン軍との合同演習の際に停泊したり、修理や補給のため同基地の商業施設を利用するなど、定期的にスービック湾に寄港している。
 

当局者らによれば、スービック湾が再び軍事基地として使用されれば、米海軍はフィリピンとの新軍事協定のもと、スービック湾の利用を大幅に拡大できる。ただ、昨年4月に署名された新軍事協定をめぐっては、フィリピンの元上院議員らが憲法違反だとして最高裁に提訴しており、同協定は棚上げされた状態にある。
 

スービックの基地再利用は、中国の海洋進出に対抗するフィリピン軍の新たな一手となる。米国、日本、ベトナムとの安全保障協力強化に加え、フィリピンは向こう13年間で200億ドル(約2.5兆円)を費やし、軍を近代化する計画だ。


こうした動きについて中国国防省は、「地域の平和と安定にフィリピンがさらに貢献することを期待する」とロイターにファクスで答えた。
 

<航空団を移転>
 

フィリピン軍高官2人が匿名でロイターに語ったところによると、2016年初めにまず、韓国航空宇宙産業が製造する軽攻撃機「FA50」2機が元スービック海軍基地に配備される。
 

同基地にはFA50の飛行中隊のほか、戦闘航空団も本島北部の基地から移転される。また、スービック湾には海軍のフリゲート艦2隻も配備されるという。
 

2人はこうした措置の理由として、南シナ海に近いことや同基地を再利用する容易さを挙げた。
 

同基地は20年以上も基地として機能していなかったため、新軍事協定で米軍が利用できるフィリピン軍の施設8カ所には含まれていない。ただ、バティノ国防次官は米軍が同基地を利用できる可能性を示唆している。
 

最高裁で審理中の新軍事協定の判断は、数カ月以内に出される見通し。米国防総省は、米軍が利用可能なフィリピン軍施設に関する非公式協議があったとした上で、最高裁の判断が出るまではどのような計画も実行には移されないとしている。
 

<戦略的な岩礁> 


安全保障の専門家は、スービック湾がスカボロー礁(中国名・黄岩島)からわずか270キロに位置していることに注目している。スカボロー礁をめぐっては、フィリピン海軍と3カ月にわたる対立の末、2012年に中国が実効支配した。
 

中国が一部に軍事施設も備えた人工島の建設を進める南沙(英語名スプラトリー)諸島は、スカボロー礁の遠く南西に位置する。いずれ中国がスカボロー礁に人工島を建設する日がやって来るかもしれない。
 

そうなれば、フィリピンが本島沖の排他的経済水域(EEZ)を守るのがますます困難になる恐れがあると、新アメリカ安全保障センターのパトリック・クローニン氏は指摘する。
 

「新しい韓国製の軽攻撃機なら、たった数分でスカボロー礁に到達できるだろう。海洋哨戒機やドローンも同域での中国の動きを絶え間なく伝えてくれるようになる。フィリピン空軍によるスービック基地の復活は賢明な防衛反応のように思える」(ロイター)


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