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中国GDP鈍化、「リコノミクス」国内消費に限界   古沢襄

■輸出拡大…インフラ銀「カンフル剤」に


中国経済の成長鈍化が続いているのは、巨額な財政出動による公共投資という景気への“カンフル剤”を抑制した結果、期待したほど伸びない国内消費や輸出入の落ち込みという現実が、しだいに明らかになってきたからだ。


2年前に就任した李克強首相が、消費主導型への成長パターン転換と構造改革を訴えた「リコノミクス」が、なお不発で脆弱(ぜいじゃく)なことを示す。国内に限界が見え、アジアインフラ投資銀行(AIIB)を通じた輸出拡大を成長戦略に組み込む思惑もありそうだ。


1〜3月期の国内総生産(GDP)成長率を15日に発表した国家統計局の盛来運報道官は会見で、投資、消費、輸出というGDP構成要素の寄与度を聞かれたが、明確な回答を避けた。


一方、消費動向を示す社会消費品小売総額は前年同期比10.6%増で、昨年通年の伸び率12.0%から下降。むしろ「消費主導型」への成長パターン転換は後退した恐れがある。


しかも3月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比1.4%増と、政府が掲げる通年の目標値3.0%を大きく下回り、デフレ懸念すら浮上している。


背景には不動産市況の悪化がある。


1〜3月期の不動産販売額は前年同期比9.3%のマイナスで、減少幅は昨年通年の前年比6.3%から大きく広がった。


公共投資だのみの成長パターンが過去のものとなり、不動産市況の下降に歯止めがかからない状況では、富裕層を中心とした個人消費にも火がつかないのは自明。労働者の人件費は高騰しているが、増えた収入分は貯蓄か株式投資に回っているとみられる。


リコノミクスが効果を上げられない現状で、次なる対策は昨年来の利下げなど金融緩和の継続による不動産市況の浮揚策がある。


加えて中長期的なもくろみは、AIIBで掘り起こす海外インフラ案件に中国で余剰となった資機材などを大量輸出する手法だ。


習近平指導部が唱える「新常態」の姿は、力強い成長を生み出す消費主導型のパターンから、AIIBまで使う“カンフル剤”の投資偏重型に逆戻りする気配もある。(産経・上海 河崎真澄)


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| 古澤襄 | 06:25 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |







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