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中国主導のインフラ銀行 参加悩む韓国    古澤襄
■来年前半決定へ

【ソウル聯合ニュース】韓国政府筋は3日、中国の主導で21カ国が設立に基本合意した国際金融機関「アジアインフラ投資銀行」(AIIB)について、韓国が参加するかどうかを来年前半までに決定するとの方針を明らかにした。

中国や東南アジアなどの21カ国は24日、設立に基本合意し覚書を交わしたが、韓国は合意に参加しなかった。中国は来年末までに本合意を締結する方針とされ、韓国は本合意までに参加の実益を見極める考えだ。

韓国政府が最も頭を悩ませるのがAIIBの支配構造の問題だ。中国が最大出資国になる見通しのため、韓国が資本金を出したところで意思決定にはほぼ関与できないとみられるためだ。中国は総会や執行部、非常任理事会、本部への影響力拡大も狙っているとみられる。

米国と中国の覇権争いの様相も見えるため、米国へ配慮する必要もある。


中国は東南アジア諸国連合(ASEAN)への影響力を強め金融市場での地位を向上させたいが、「アジア回帰」を進める米国はけん制している。このためAIIBの支配構造で中国が譲歩しなければ韓国は参加をめぐり難しい判断を迫られることになる。

一方で、AIIB参加によって得られる韓国の実益も看過できない。参加により建設業界などはアジアのインフラ構築に向け本格的に海外進出できるようになる。国際社会での地位向上にも役立つ。

韓国政府は来年前半まで水面下での交渉を続け、最大限国益となる方向で調整する方針。

崔ギョン煥(チェ・ギョンファン)経済副首相兼企画財政部長官は先ごろ、「AIIBの支配構造について国際金融機関としての合理性が前提だと指摘してきたが、依然として意見に隔たりがあるため、(中国と)対話を続ける」と説明。その上で、「問題が解決されれば韓国が参加できない理由はない」との考えを示した。

AIIB設立は習近平国家主席が昨年10月に当時のインドネシアのユドヨノ大統領との会談で提案した。アジアの開発途上国の社会基盤整備に必要な資金を融資する国際金融機関で、資本金は500億ドル(約5兆6415億円)。中国・北京とイラク・バグダッドを結ぶ鉄道建設をはじめ、域内のインフラ事業を推進する見通しだ。(韓国・聯合)

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