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中国市場で出遅れたドイツ車ベンツ    古澤襄
■失地回復へ「アクセル全開」 ロイター

<[フランクフルト 29日 ロイター]成長を続ける中国の自動車市場。ライバルメーカーに現地進出で遅れを取った高級車「メルセデス・ベンツ」を有するダイムラーは、ノウハウ流出も辞さない姿勢にギアを切り替え、追い上げにかかっている。

世界最大の自動車市場となった中国で、ダイムラーは独アウディや独BMWの後塵を拝している。2013年の中国販売台数では、アウディが約49万2000台、BMWが36万ドル2000台超だったのに対し、メルセデス・ベンツは22万8000台にとどまった。


その理由はさまざまだ。ダイムラーはこれまで長く、中国市場の成長の持続性に疑念を持っていた。ドイツの労働組合が、ダイムラーの主要拠点であるジンデルフィンゲン工場からの生産移管に抵抗していたのも一因だろう。

もう1つ大きな要因として挙げられるのは、中国メーカーによる模倣を懸念した同社が、技術的ノウハウの共有に慎重なアプローチを取っていたことだ。これが中国での足場拡大を妨げていた。中国に進出する外資系自動車メーカーには現地企業との合弁設立が義務付けられているが、ライバルメーカーはほぼ全面的な提携に踏み切っていた。

しかし、こうした状況は変わりつつある。中国当局は知的財産権侵害に対する取り締まりを強化しており、ダイムラー経営陣も、中国市場での失地回復には協力関係の強化以外に選択肢がないとようやく気づいたからだ。


同社は今年、ドイツ国内だけでなく、北京工場でもメルセデスベンツの新型「Cクラス」の生産を始める。これまで新型モデルについては、中国での生産は本国から数カ月遅らせていたため、大きな変化となる。

ダイムラーと北京汽車集団の合弁会社、北京ベンツ(BBAC)はまた、小型スポーツ多目的車(SUV)「GLA」の生産ライン新設にも取り掛かっている。

<ノウハウの移転>

両モデルを中国で生産するためには、走行距離16万キロの排出耐久試験を実施し、現地当局の規制テストをパスする必要がある。しかし、これらは最長1年かかることもある。

このプロセスの一環として、メルセデスは、中国当局に最新モデルの部品サンプルを渡し、詳細な測定を行うことも許している。北京ベンツの製造責任者ルネ・ライフ氏は「率直に言えば、われわれはノウハウを移転している」と語った。

「GLA」のプロトタイプは現在、北京ベンツのために作られた新たな研究開発センターに置かれている。また新型「Cクラス」は、中国での発売に向けて最終試験を行っている。


北京ベンツのフランク・ダイス社長兼最高経営責任者(CEO)は、中国で生産する車は、ドイツのブレーメン工場やラシュタット工場で作られるベンツと同じ品質になると自信をのぞかせる。

中国市場の潜在力をより効率的に引き出すため、ダイムラーは北京でもメルセデス・ベンツのアドバンスド・デザインセンターを開設した。研究開発の主軸は今もドイツ国内に置いているが、中国の影響力はダイムラーのおひざ元でも増している。

例えば、ドイツのアファルターバッハで開発されるメルセデス・ベンツのスポーツ車ブランド「AMG GT」は、中国での課税対策としてエンジンサイズの小型化に動いている。

<主戦場>

ダイムラーが中国でメルセデス・ベンツの生産を開始したのは2006年。昨年の生産台数は12万台に届いたが、1988年から現地生産しているアウディは2007年にはその水準に達していた。

中国の需要が今後も伸び続ければ、ダイムラーは北京工場の生産能力を年間35万台に引き上げられるとしている。

同社が2004年から遠ざかっている高級車市場での世界1位に返り咲くためには、アジアが引き続き主戦場となる。2013年の世界販売実績は、BMWが165万台、アウディが157万台、メルセデス・ベンツが147万台だった。

この3社にとって、成長の最大の源泉は中国市場だ。昨年の中国での販売台数は、メルセデス・ベンツが前年比27%、BMWが同19%、アウディが同21%伸びた。

ダイムラーは、中国の顧客は最上級モデルを求めており、そこにメルセデス・ベンツの商機があるとしている。メルセデス・ベンツの市場シェアは欧州では約5%、シンガポールと香港では15%以上だが、中国本土では1.5%前後で伸び悩んでいる。

同社は、人口1000人当たりの自動車保有台数が74台以下の中国は、西欧や北米、日本をしのぐ市場になると期待する。人口1000人当たりの台数で比べると、ドイツは562台、米国は742台だからだ。

ダイムラーはまた、中国の従業員向けにドイツ式の研修を取り入れており、特殊技能の取得のためにはドイツに出張させることもある。2012年には、有望な中国人社員約100人がシュツットガルト郊外の工場でエンジンの組み立てを学んだ。

関係強化が中国メーカーによる模倣リスクを招くという懸念は消えないが、ダイムラーは最先端技術さえも導入して中国事業のアクセルを踏みこんでいる。

研究開発を統括する役員トーマス・ウェーバー氏は「イノベーションは後になって導入しても全く役に立たない」と語っている。(ロイター)>

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