<< 『中国人韓国人にはなぜ「心」がないのか』  加瀬英明 | main | ロシアがウクライナ国境から軍撤退   古澤襄 >>
あのマイク・ホンダ議員を倒そうとする若手ホープとは   古森義久
<慰安婦問題で日本を非難するマイク・ホンダ下院議員が今回のアメリカ下院議員選挙では、同じ民主党の若手から挑戦を受けています。

この打倒ホンダを目指す人物とは誰なのか。どんな背景の人なのか。

連邦議会下院の議員となった2001年1月からも、慰安婦問題での日本非難決議案を1年おきに合計3回も提出した。2007年7月に可決された決議案はなんと4回目の提出だったのだ。このように長きにわたってホンダ議員は常に抗日連合会と歩調を合わせてきた。

ホンダ議員は現在72歳。これまでに下院議員7回当選、合計14年の任期を務めてきたベテランである。その民主党の長老議員に、今回は同じ民主党に属するインド系の人物がチャレンジをした。

その人物とはロー・カナ氏、37歳。シカゴ大学、エール大学法科大学院と名門校を出た弁護士で、2008年の大統領選でオバマ氏陣営の選挙キャン ペーンに加わった。第1次オバマ政権では商務次官補代理に任命され、ほぼ3年にわたり、その職を務めた。弁護士としての専門は知的所有権で、ハイテク産業 界との結びつきも強い。外見もよく、弁舌もさわやかな活動家である。

■集金ではロー氏が大幅にリード

ホンダ氏がロー氏の挑戦を受けた選挙区はカリフォルニア州第17区である。この選挙区はサンフランシスコの南東に位置し、サンノゼ市の一部からフ リーモント、サニーベイル、クパティーノ各市など、シリコンバレーを抱える。選挙区内にはアップル、グーグル、ヤフー、シスコ、インテルといった名だたるIT企業の本社がある。ロー氏は知的所有権専門の弁護士としてそれらの大手企業とのつながりが深く、各企業の最高幹部からこぞって支援を取りつけた。

ホンダ氏は公立学校の教員出身で、平和部隊の要員として中南米に滞在した経歴を持つ古いタイプのリベラル政治家である。まだ幼児だった第2次大戦 中に日系米人として連行収容された経験を、たびたびスピーチの材料とする。それに対しロー氏は「21世紀の政治を!」というスローガンを掲げ、若さや現代性をアピールする。まさに新旧のコントラストが描かれるわけだ。

ロー氏は今回の選挙戦のために、第1期オバマ選対の幹部だったスティーブ・スピナー氏を選挙本部長に、同じくジェレミー・バード氏を選挙顧問に招き入れることに成功した。またオバマ再選に尽力した大手PR企業とも契約を結んだ。まさにオバマ選挙陣営のカリフォルニア版なのである。

だが、ホンダ氏はなにしろ民主党現職、しかも大ベテランだから、オバマ大統領、ナンシー・ぺロシ下院院内総務などという民主党大物たちからの公式の支持を取りつけている。それでも集金の面でホンダ氏は大幅な遅れをとり、4月末までに集めた選挙資金が合計190万ドルと、ロー氏の370万ドルの半額ほどに過ぎない。支持率では現段階ではホンダ議員がリードしているとはいえ、5月3日の第17区の全候補討論会ではロー氏の熱弁に圧倒された形となった。

■日本の味方か?敵か?“あの”ホンダ議員に挑戦する若手ホープ

米国連邦議会で日本での知名度が高い議員と言えば、下院のマイク・ホンダ議員がトップクラスだろう。慰安婦問題で日本政府を非難する決議案を執拗にプッシュした民主党リベラル派である。日系米人なのに、日本に対しては非常に厳しい政治家でもある。 

そのホンダ議員が今年の選挙で自党の強力な挑戦者に戦いを挑まれ、全米の関心を集めるようになった。挑戦者がオバマ政権に近い若手ホープであることから、選挙戦の熱気を高めているようだ。日本叩きで知られたホンダ議員が敗北を喫する可能性もある。

仮にホンダ議員が破れた場合、その若手ホープは日本にとって味方となるのか、それともホンダ議員同様に敵となるのか。日本側としても注視してよい戦いだろう。

■ハイテク産業と結び付きが強いインド系弁護士

2014年11月の中間選挙では大統領こそ選挙の対象とはならないが、連邦議会の上下両院議員が改選される。正確には下院議員435人の全員、上 院議員100人のうちの3分の1が改選されるのだ。

ちなみに現在、下院では共和党が過半数を制し、上院は民主党が多数派だが、この上院で共和党が議席を伸ばして過半数を握る見通しも語られている。民主党オバマ政権にとってはなんとも避けたい悪夢のシナリオである。

さて、ホンダ議員が2007年7月に下院本会議が採択した慰安婦決議案の最大推進者だったことは広く知られている。同議員はカリフォルニア州議会の議員だった時代から在米中国系ロビー組織の「世界抗日戦争維護連合会」(以下、抗日連合会と略)の全面支援を得て、慰安婦問題だけでなく南京事件や米軍捕虜問題など日本を糾弾する歴史的課題を取り上げてきた。(つづく)

杜父魚文庫
| 古森義久 | 00:20 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |







スポンサーサイト
| - | 00:20 | - | - | pookmark |







コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://kajikablog.jugem.jp/trackback/1006995
トラックバック

CALENDAR

S M T W T F S
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< July 2019 >>

SEARCH

SELECTED ENTRIES

RECENT COMMENT

CATEGORIES

ARCHIVES

LINKS

PROFILE