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ドイツのメルケルがEUの代表選手に   古澤襄
EUの代表選手としてドイツのメルケル首相が前面に立って東奔西走の趣である。イギリスのデーヴィッド・キャメロン首相、フランスのフランソワ・オランド大統領の影が薄い。

ドイツはロシア産の天然ガスにエネルギーの四割を依存しているというが、それだけではあるまい。EU域内でドイツの経済力が群を抜いている。核保有国のイギリスやフランスが対ロ制裁の前面に立てば不測の事態を招きかねない。様々な要因によってメルケルを代表選手に押し上げている。

EUの対ロ貿易はアメリカの十倍にのぼっている。農業国家であるウクライナをEUに加盟させ、ロシア貿易を犠牲にするわけには参らない。冷たい言い方をすれば、ウクライナはEUにとってお荷物をひとつ抱え込むことになった。それでもウクライナにEU加盟の突破口を開いたのだから、経済的な利益はなくとも、政治的な目的は達せられた。どこかで妥協の道を探らねばならない。

メルケルはプーチン大統領と気軽に電話会談をする仲。ロシアが軍事介入する事態だけは防ぎたいと説得している筈である。ロシアとてEUとの経済的な利益を失うつもりはない。

中間選挙を控えて”政治の季節”に入ったアメリカだが、プーチンがここまで強行策に出るとは予想しなかった。メルケルも同じであろう。アメリカはウクライナに軍事介入するつもりはない。あるのは、さらに強い経済制裁を示してロシアを押し込む方策しかない。

シリア問題で「弱いアメリカ」の印象が広まったから、ここは一歩も退く姿はみせられない。オバマ、ケリー外交も正念場を迎えている。ことは外交というよりは国内政治の色合いが濃い。オバマはロシア営石油会社ロスネフチ社長、セチン氏らプーチン氏側近の企業幹部らを資産凍結の対象に追加した。

しかしEUは追加制裁の対象を政権幹部に限っているから、まだ”及び腰”だといえよう。さて、どうなるか。日本もEUとくにドイツの動向に目を光らせる必要がある。

杜父魚文庫
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