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我が国の抑止力と戦力について   西村眞悟
この頃、各地で懇談する際、我が国の抑止力や戦力が話題になることが多くなった。
 
中共の異常な軍備拡張と露骨な威嚇、北朝鮮のミサイル発射と核開発、韓国の反日、アメリカの軍事費削減と海兵隊等の縮小化などの周辺の情況に反応して、ようやく国民が、我が国の抑止力や戦力は大丈夫かと心配し始めてきたのだと思う。

住んでいる町に自動小銃を持った強盗がうろつき始めたら、その地域の住民は、町の警察官の人数や装備は大丈夫かと懸念するのと同じである。

そこで、懇談の場において、抑止力と戦力が話題になるとき、私は何から始めるかを述べたい。

私の立場からは、兵員の人数や武器弾薬の量そして装備の性能を語っても国家の抑止力や戦力を語ったことにはならないと思う。

これは、詳しく語れるにこしたことはないが、現在の我が国を覆う時代空間と政治状況においては、その前に語らねばならないことがある。それは何か。

「馬鹿な大将、敵より恐い」と、言うことである。まず国民は、今までの戦後政治と歴代内閣総理大臣を観て、この警句を肝に銘じてほしい。

しかも、この警句は、阪神淡路大震災と東日本大震災の際に、現実化した。既に国民は大きな犠牲を払ってこの「馬鹿な大将、敵より恐い」という尊い教訓を得ているではないか。

その時の内閣総理大臣つまり大将は、村山富市と菅直人。この教訓に学ばずして、我が国の抑止力と戦力を語ることなかれ、である。

しかし、この警句以上に深く自覚すべきもの。それは、「日本国民の総体としての姿」。これが、我が国の抑止力と戦力の根底にあるということである。

この「日本国民の姿」は、我が国の「天皇を戴く共同体」という「国体」に根ざすものであり、これが共同体としての我が国の永続と力の源泉である。

東日本大震災において、被災地の国民が世界が驚嘆する秩序を保って黙々と助け合い、数百名の警察や消防関係者が任務に邁進して殉職し、多くの人々が隣人を救うために命を犠牲にしていった、

そして、自衛隊十万の寒気のなかの不眠不休不食の活動、この「日本国民の総体としての姿」。この姿を世界が観た。これが、我が国の最大の抑止力であり戦力である。

その時、我が国の内閣総理大臣(馬鹿な大将)は、東京で錯乱して威張り散らしていたが、被災地を歩けなかった。

にもかかわらず、日本国民の姿は斯くの如くであった。従って、我が国の共同体のありかた、即ち「国体」が、我が国の強靱さの源であり最大の抑止力である。

このことを自覚させないようにしてきたのが「戦後という空間」であるのだが、我が国に危機が迫る今、我々は明確に我が国の、尊さ、ありがたさを自覚して、その危機克服に取り組まねばならない。

この我が国家の尊さの自覚なき武器弾薬や装備のことを、「張り子の虎」という。そこで、ついでに言っておくが、中共や北朝鮮の物は、「張り子の虎」である。

よって、我々がまず取り組まねばならないことは、万邦無比の我が国に対する自信と誇りを取り戻すことであり、「馬鹿な大将」を生み出さない政治の構築である。

その上で、今、永田町でやっている集団的自衛権論争を観るに、これは、未だ、大真面目に「馬鹿な大将」を生み出す政治を続けている証しであると言っておく。

四月一日をエイプリル・フールと言うが、我が国政治は、四月一日を過ぎてもフールを続けている。これは即ち、永田町が、我が国の抑止力と戦力を奪っているということだ。

永田町におけるこの議論の馬鹿らしさは、前回に書いたので繰り返さない。そもそも、権利があるなら行使できる。行使できるから権利なのだ。「権利」とその「行使」は不可分一体だ。
 
このことが分からん者の論争など、百年かかろうが無意味だ。如何なる結論であろうとも、現実の危機の前では吹き飛ぶ。

杜父魚文庫
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